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テーブルマーク「ごっつ旨い お好み焼」 誕生とおいしさの秘密に迫る

テーブルマークが2023年春季商品で最も注力したのは「ごっつ旨い お好み焼」シリーズの大幅リニューアルだ。今回は生地に使用する卵を増量し“フワッフワッ感”を最大限に追求。「お客様への調査では既存品よりも約87%が『美味しくなった』と回答した」(同社)。発売から20年余り経過した主力品の誕生ストーリーとあわせ、おいしさの秘密に迫った。

「ごっつ旨い お好み焼」は、冷凍食品におけるお好み焼きのパイオニアであり、現在も圧倒的なカテゴリー№1だ。最初に発売されたのは1999年、24年前になる。電子レンジの普及率が高まっていたことを背景に、お店で食べるようなお好み焼きが家庭で手軽に調理できれば支持されると考えた。こだわったのはフワッとした食感と焼き立て感だ。開発スタッフがお好み焼き店を食べ歩き、そこで発見した職人のこだわりを機械の製造ラインで再現することを目指した。

まずは材料の配合を徹底的に工夫。生地は卵と山芋を絶妙なバランスで配合し、ふっくらした食感を高めた。具材に切り方が異なる2種類のキャベツ(角切り・千切り)をはじめ、いか、えびを使用して食べ応えを演出したこともポイント。

職人技をラインで再現(ごっつ旨い お好み焼)
職人技をラインで再現(ごっつ旨い お好み焼)

製造ラインでは、生地と具材を1枚分ずつ計量し、焼く直前にミキシング。出来上がった生地は型枠にはめず、お店と同じように鉄板へ落とす。それを丸く成型した後、職人さながらに特製コテマシン(写真)で形を整え、上から押さえつけず丁寧に焼き、最適なタイミングでひっくり返していく。こうすることで、電子レンジのみの簡単調理でありながら、最大の特長である生地の「ふんわりした食感」を実現。一連の工程は、職人の技を再現した製法として「にっぽんお好み焼き協会」に認定されている。

発売後も品質面のブラッシュアップを継続。初期の頃は、生地が柔らかくなりやすいとの課題があったため、山芋の配合量を増やして対応した。また、複数回にわたりソースやマヨネーズを改良。特に、すべての添付品を組み合わせた際の味わいや完成度の追求に試行錯誤したという。

商品ラインアップは、発売初年度に「ごっつ旨い お好み焼」「同ねぎ焼」「同 豚モダン」と現在に続く定番3品が登場。08年に「同ぶた玉」が加わり、最近では22年に投入した「同 明太もちお好み焼」が、女性ユーザーを開拓しヒットした。

ストロングポイントに磨き

「ごっつ旨い 明太もちお好み焼」(テーブルマーク)
「ごっつ旨い 明太もちお好み焼」(テーブルマーク)

そして23年春、「ごつ旨史上最高のうまさ」と銘打ち、大幅なリニューアルを敢行。ポイントは、

①生地に配合する全卵を増量しふんわりした食感を強化
②具材のエビを増量
③お好み焼の直径を短くして厚みアップ

――の3点。他にも「ごっつ旨い ぶた玉」と「同 明太もちお好み焼」はソースをさらにおいしくし、「同ねぎ焼」はねぎのカットサイズを大きくするなど、定番5品ともストロングポイントに磨きをかけた。

今後に向けては「当社の中で見ると『ごっつ旨い お好み焼』の販売量は大きいが、市場での認知率はまだ約4割にとどまる。引き続き商品価値向上やプロモーション強化を図り、新規ユーザーの獲得を目指す」(同社)としている。

なお、18年に「5月2日」が「ごっつの日」に認定された。消費者キャンペーンを継続的に実施するなど市場の活性化に一役買っている。

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