14.9 C
Tokyo
15.5 C
Osaka
2025 / 11 / 05 水曜日
English
飲料系飲料コカ・コーラボトラーズジャパンとファミリーマートがSDGsで連携・協業 第1弾は小学校出前授業
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

コカ・コーラボトラーズジャパンとファミリーマートがSDGsで連携・協業 第1弾は小学校出前授業

 コカ・コーラボトラーズジャパンとファミリーマートはこのほど、SDGsの分野で連携・協業する方針を示した。

 地域密着型のコンビニと飲料メーカーという業界の垣根を越えた協業で、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していく。2月22日、コラボ企画第1弾として、足立区立中川小学校で出前授業を行った。

 ファミリーマート執行役員管理本部サステナビリティ推進部長の岩崎浩氏は協業の背景について「商品やキャンペーンも大切だが、より多くの会社が一緒になって取り組むことが重要。商品を超えたコーポレーションは、複数で行う方がパワーを発揮できる」とし、“力を合わせる”ことの重要性を強調した。

 コカ・コーラボトラーズジャパン経営戦略本部サステナブルストラテジー部サステナブルストラテジー部長の渡邉真琴氏は「これまで個社でしかやってこなかったことを色々な知恵を借りることで、より良いプログラムにできることを今日の授業でも目の当たりにした」とし、さらなる拡大に意欲をのぞかせた。

 今後はLGBTQ⁺といったジェンダーなど幅広いSDGsの項目での協業も予定。両社の資産・知見を連携させた取り組みを継続的に実施していく方針。

左からファミリーマート執行役員管理本部サステナビリティ推進部の岩崎浩氏とコカ・コーラボトラーズジャパン経営戦略本部サステナブルストラテジー部サステナブルストラテジー部長の渡邉真琴氏
左からファミリーマート執行役員管理本部サステナビリティ推進部の岩崎浩氏とコカ・コーラボトラーズジャパン経営戦略本部サステナブルストラテジー部サステナブルストラテジー部長の渡邉真琴氏

 出前授業では両社の社員が講師役を務め、4年生52人にSDGsやごみ・水問題、食品ロス削減に向けた取り組みを伝えた。

 校外での「コカ・コーラボトラーズジャパン足立セールスセンター」の見学会も実施され、参加生徒は、処理過程を視察した後、リサイクルの大切さを伝えるポスターを作成した。
 ポスターはファミリーマート店頭やコカ・コーラボトラーズジャパンの自販機に掲示される。

 授業後、「私たちが子どもだった時よりも、SDGsに対してとても興味関心を持っていることに心を打たれた」(渡邉氏)、「子どもたちは環境問題への関心が非常に高い。しっかりと取り組んでいかないといけない」(岩崎氏)とそれぞれ振り返った。

ポスター作成の様子
ポスター作成の様子

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点