15.1 C
Tokyo
11.9 C
Osaka
2025 / 11 / 03 月曜日
English
飲料系飲料「カルピス」おもしろいことにも挑んで拡大 定番商品の好調に加えて「カルピス THE RICH」が貢献
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

「カルピス」おもしろいことにも挑んで拡大 定番商品の好調に加えて「カルピス THE RICH」が貢献

 アサヒ飲料の「カルピス」ブランドが拡大した。
 22年販売数量は、「カルピスウォーター」や「カルピスソーダ」などの飲料計で前年比6%増の3187万ケース、「カルピス」コンク(濃縮)は横ばいの438万ケースを記録した。

 飲料の6%増には、「カルピスウォーター」と「カルピスソーダ」の定番商品の好調に加えて昨年2月に発売開始した「カルピス THE RICH」が貢献した。

 昨年末、取材に応じた米女太一社長は「『カルピス THE RICH』は9月に400万ケースを突破し、22年度飲料新商品売上げランキングで第一位をいただいた」と振り返る。

 昨年は飲料から新商品を積極的に投入して話題喚起も図った。
 「『カルピス』ではこれまであまり冒険してこなかったが、昨年はおもしろいことにチャレンジした」という。

昨秋の「カルピスと森永ミルクれん乳」の売場
昨秋の「カルピスと森永ミルクれん乳」の売場

 このような考えのもと、昨年10月には、ともに1919年に生まれの「カルピス」と「森永ミルク加糖れん乳」の初コラボ商品として「カルピスと森永ミルクれん乳」を期間限定で発売した。

 続く11月には、全国農業協同組合連合会の酪農部門とコラボして「国産ミルク&カルピス」を期間限定発売した。

 おもしろいことへの挑戦は今年も継続されることが予想される。1月17日には「ピーチof ピーチ カルピス」が期間限定で発売された。

 同商品は、「カルピス」に完熟白桃果汁と白桃果汁に砂糖を加えてじっくり煮たピーチソースをブレンドした乳性飲料。濃厚な味わいの商品がリラックスシーンで好まれていることに着目して開発に至ったとい

今年の新商品「ピーチof ピーチ カルピス」
今年の新商品「ピーチof ピーチ カルピス」

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点