寒い時期こそ「食べるラー油」を 辛玉うどんvs餃子 メニュー対決CMでアピール

桃屋は「食べるラー油」シリーズの提案を強化する。「辛さ増し増し香ばしラー油」と「辛そうで辛くない少し辛いラー油」のメニュー対決型TVCMを18日から27日まで関東エリアを中心に放映。寒くなる時期に合わせて体を温める辛いメニューを訴求し、「食べるラー油」シリーズの需要を喚起する。

同社は「食べるラー油」シリーズで、程よい辛さの「辛そうで辛くない少し辛いラー油」、しびれと辛さが特徴の「しびれと辛さががっつり効いた麻辣香油」、約10倍の辛さの「辛さ増し増し香ばしラー油」の3品を展開する。

9月の売上を見ると、桃屋商品全体で前年比15%増、「食べる調味料」シリーズ全体で同19%増と好調に推移する中で「食べるラー油」シリーズも同6%増と伸長した。

その中でも主力「辛そうで辛くない少し辛いラー油」は同19%増と大幅に伸長。同社は「ごはんにかけて食べるというシンプルなオンザライスでの喫食が増えたのではないか」とみる。

中期的に見ると、「食べるラー油」シリーズ全体として店頭導入と売上が拡大していることもポイント。「バリエーション化により、新規顧客の獲得、同時購買の促進につながっている」(同社)とみられる。

桃屋は今回、寒い時期に辛いメニューの需要が高まることを踏まえ、前年に続き、片岡愛之助さんが登場するメニュー訴求型のCMを投下。「辛さ増し増し香ばしラー油」で作る「釜玉うどん」、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」で食べる「餃子」を対決形式で提案する。

前年の売上はCM放映週に大きく拡大した。前年以上に店頭導入が広がっている今年の動向にも期待がかかる。CMの投下に合わせ、「釜玉うどん」「餃子」などの「食べるラー油」シリーズのメニューを軸に店頭販促を強化する考え。うどん、餃子との関連販売にも取り組み、購買喚起、売上拡大を目指す。