日清食品冷凍 ラーメンを徹底強化 和風、パスタも注力

日清食品冷凍は2022年秋冬、「ラーメン群を中心に、魅力ある新ブランドの展開、将来を見据えた提案を行う」考えだ。

今期(4-6月)の家庭用冷凍麺市場は価格改定などの影響もあり前年比101%で推移しているが、同社は市場を上回る進捗。下期は「冷凍麺トップメーカーの責任として、節約意識が強まっても冷凍麺を常に魅力あふれるカテゴリーとして維持する」という強い意志のもと、「Theラーメン横丁」を提案。冷凍ラーメン“ネスクトステージ”のゴールとイメージする棚1枚、リーチイン1~2本に冷凍ラーメンだけが並ぶ売場作りの実現に向けた取り組みを進めていく。

秋冬商品の目玉は、発売1周年を迎える「冷凍 日清本麺」。昨年9月の発売以来、わずか10か月で累計500万食を販売したヒットシリーズは今回、「日清が本気で創った一杯。」のこだわりや上質さを表現すべく、シリーズ全品のパッケージを一新。発売1周年を記念し、10月中旬からは「こくうま醤油 ワンタン付き」「濃厚味噌ラーメン 同」「ゆず塩ラーメン 同」を数量限定で発売する。

一押しの新ブランドが9月1日に発売する「冷凍 日清ごくり。」。ラインアップは「濃厚鶏白湯ラーメン」と「濃厚辛味噌ラーメン」。独自技術により実現した濃厚スープの本格的な味わいと簡単調理を両立させた。「濃厚鶏白湯ラーメン」は鶏のうまみがしっかりと溶け込んだコク深い味わいの濃厚鶏白湯スープ、「濃厚辛味噌ラーメン」は味噌のコクに香味野菜の風味と唐辛子の辛さをきかせたパンチのある濃厚辛味噌スープが特長。“おうちラーメン”の新定番!簡単調理で本格的な味わいの新ブランドとして提案していく。

「冷凍 日清ごくり。 濃厚鶏白湯ラーメン」(日清食品冷凍) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「冷凍 日清ごくり。 濃厚鶏白湯ラーメン」(日清食品冷凍)

炒飯も拡充する。同社は今春、人気ラーメン店「AFURI(アフリ)」とタッグを組み、同店の看板メニュー「柚子塩らーめん」のスープのおいしさを炒飯にアレンジした「冷凍 日清 麺屋の炒飯AFURI監修 柚子塩炒飯」を発売したが、秋冬に向け、銀座の有名店「銀座篝」監修のもとアレンジした「篝監修 鶏白湯炒飯」、東京新小岩の有名店「麺屋一燈」監修のもとアレンジした「麺屋一燈監修 濃厚魚介だし炒飯」を9月1日から発売する。

和風も新提案商品を投入。「冷凍 日清 あぁ濃厚 汁なしキーマカレーうどん」はキーマカレーをアレンジ。ブランド名の通り、もっちりとした麺にコク深く濃厚なソースが絡む。「冷凍 日清 北海道産小麦の讃岐うどん5食入り」は、同社の特許技術「氷冠製法」を活用。厳選した「北海道産小麦」の豊かな香りとしなやかなつるみのあるうどんが電子レンジの調理で手軽に楽しめる。それぞれ9月1日発売。

パスタも強化する。「冷凍 日清スパ王プレミアム」はシリーズ全品のパッケージを一新し、店頭での訴求力を高めた。新メニュー「高菜とめんたいこ」は、ピリッとした辛みのある炒めた高菜と粒立ちの良いめんたいこの旨みが広がる後引く味わい。冷凍生パスタNo.1ブランド「冷凍 日清もちっと生パスタ」シリーズには「海老のチーズクリーム」を追加。3種のチーズの旨みをきかせた濃厚なチーズクリームソースは、隠し味に加えたアンチョビの風味が食欲を刺激。いずれも9月1日発売。