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乳酸菌と免疫力 生活者の正しい理解がポイント メディアの露出増も誤解与える可能性

「テレビ番組の放映効果と免疫力を高める効果への注目により、ヨーグルト飲料は好調に推移した」(日本スーパーマーケット協会)。新型コロナウイルス感染症の感染拡大が続く中、メディアからメーカーに対し、乳酸菌と免疫力を結びつけるような問い合わせが増えているという。

こうした報道の効果もあってか2月以降、小売店頭でヨーグルトの売れ行きは伸びており、ヨーグルト生産量(牛乳等生産量/農水省)も2月が前年比3.6%増、3月3.9%増と伸長中。

ヨーグルト市場はここ数年、足踏み状態だっただけに、業界にとっては追い風とも言える状況だが、「取り上げ方によっては視聴者、読者に誤解を与えてしまう可能性もあるため、(メディアへの)協力の判断は慎重に行っている」(メーカー)というように、手放しで歓迎というわけでもないようだ。

乳酸菌と免疫力については、一部、エビデンスが確認されているケースもあるが、新型コロナウイルスに対するエビデンスは当然ながら現時点では不明。ヨーグルトや乳酸菌飲料市場の健全な成長には、何よりも乳酸菌やビフィズス菌などに対する生活者の正しい理解がポイントとされる。

新型コロナウイルス騒動により乳酸菌などに対する関心が高まることは業界にとってプラス材料ではあるものの、エビデンスに基づかない行き過ぎた報道は、将来的にマイナスに作用する可能性もある。情報の提供者も、伝える側も、冷静で正確な情報の提供が求められる。

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