キユーピーは、国民の野菜摂取量とサラダ喫食数を増やすことを目的とした新戦略「withベジタブル」に力を注ぐ。「withベジタブル」のコンセプトは、好きなものと「野菜を一緒に楽しむ」ことで無理なく自然に野菜を取り入れる新しい食のライフスタイル。好みの主食・主菜を、野菜とともに食べることで新しい食のライフスタイルを創出することが狙いだ。
新たな戦略では「一体化」「プラス一品」の2つの形を提唱。好きなものと「一体化」することでサラダスタイルの領域を拡大し、好きなものと「プラス一品」でベストマッチによる食卓登場頻度の増加を図る。
「一体化」の事例として、アンデルセンの製パン分野での強みとキユーピーの業務用メニュー提案力のシナジーを生かした共同開発事例や、7月10日の「納豆の日」に合わせて納豆消費日本一の福島県と連携した「ごまっ豆サラダ」のメニュー提案などが挙げられる。また、「プラス一品」では、デニーズジャパンとメーン料理に「選べる彩り野菜」を組み合わせる「おこのみチョイス」に取り組んだ。

グループサラダファーストプロジェクトプロジェクトリーダーを務める北川岳史氏は8月6日に開かれた戦略発表会で、「この取り組みのコンセプトは無理に野菜だけを食べようとするのではない。好きなものと野菜を一緒に楽しむことで、無理なく自然に野菜を摂取する食のライフスタイルだ。野菜摂取量を増やすだけでなく、サラダをポジティブな食に変えていきたい」と取り組みの目的を説明。
「withベジタブル」の具体的な取り組みとして、キユーピーは日本の生活者の嗜好に合わせたサラダボウルを展開する。今回は「好きなものを野菜と食べるスタイル」が定着している米国のトレンドに着目し、“酸味”の掛け合わせメニューを開発した。野菜の料理家で国際中医薬師でもある西岡麻央氏と、グループ会社のデリア食品が共同で開発。「香るハーブと柑橘のハーモニー 爽快サーモンボウル」と「奥深い旨味とバルサミコ酢のコク 濃厚旨辛ポークボウル」の2品を、デリア食品が運営する惣菜専門店「Deli comer(デリコメール)」で9月18日から期間限定販売する。
西岡氏は薬膳の観点から、「柑橘類の酸味には気を巡らせる働きがあり、前向きな気持ちになりやすい」とポジティブな効果を解説した。
一方、「プラス一品」の提案として、キユーピーはドレッシングを使った作り置きサラダを提案。公式ECサイトのQummyでは手軽に一品加えられる「コールスロー&ブロッコリースロー」のセット2種を発売した。
