気象庁の新用語「酷暑」も各地で散見される。同庁によると、日本の気温の上昇率は100年当たり+1.44℃。一方で水産資源に被害をもたらす日本近海の平均海面水温も、同程度の+1.36℃で、これは世界平均+0.63℃の2倍以上。
▼地球温暖化に対し、食品各社も環境貢献に取り組む。これを海藻などで海のCO2を吸収・貯蓄する取り組みがブルーカーボン。
▼富山県では、水産研究所などががごめ昆布の養殖に09年に成功し、生息地(北海道南部や青森県の一部)以外の本州で初となった。これを漁協などと連携し積極的に支えているのが昆布巻きなどを展開する富山市のかね七。昆布の不漁は、商品供給面だけでなく漁師の仕事減にも直面してきた。
▼先日、同社主催のブルーカーボンセミナーを取材。がごめ昆布の40年生産量目標10tで1tの海洋CO2が吸収できる。生産量は180㎏強まで増えてきたが、荒天で種子が流されたりと苦労が絶えないという。それでも、富山県産がごめ昆布を使用した流通商品第一弾「昆布あめ」を7月から地元先行で発売した。富山県産がごめ昆布の生産拡大を応援したい。
