業務用ヤヨイサンフーズ 外食・中...

ヤヨイサンフーズ 外食・中食市場を深掘り HOTデリカで「アレンジグラタン」など新提案

 業務用冷凍食品が主力のヤヨイサンフーズは、2026年秋に向け、「外食市場 深耕拡大」と「中食市場 シェア拡大」を重点テーマに掲げ、ビュッフェ向けに焼き目付きの小籠包、惣菜向けに簡便なアレンジグラタンなどの新商品・リニューアル品を順次発売する。

おいしさ・利便性・楽しさなど追求

 7月2日に発表会を開催。溝口真人社長は「外食・中食・給食の各業態とも人手不足を背景に業務用冷凍食品の需要がますます高まるとみているが、当社はおいしさを軸に、利便性、楽しさ、新しさを兼ね備えた商品開発を推進している」と話した。

 池田竜司執行役員マーケット&ブランド開発本部長は「開発コンセプトは従来通り『価値の創造』と『感動と信頼の創出』。物価上昇、原材料費の高騰、人手不足の慢性化、インバウンド好調継続などの市場環境を踏まえ、外食と中食の需要開拓につながる新商品を積極的に投入する」と述べた。

 中食向けに簡便調理の“HOTデリカ”を提案。スーパーのバックヤード等で人手不足が深刻化する中、新商品「ハンバーグライス」2品(欧風焼きカレー・完熟トマト)は店内で焼くだけで完成する。一皿で満足感のあるボリュームもポイント。

 「焼くだけ簡単!アレンジグラタン」はプレーンタイプのグラタン。旬の食材をはじめ肉類・魚介類・野菜類を自由にトッピングでき、一工夫のメニュー次第で差別化や単価アップを見込める。

 加藤晋一郎マーケット&ブランド開発部長は「当社の営業がお客様と連携し、売場に合わせたメニュー提案を一緒に構築するスタイルで拡販したい」と期待を寄せる。

 重点カテゴリーを強化する一環で、既存品を「大阿蘇牛乳のとろけるクリームコロッケ」(かに・コーン・えび入りの3種)にブラッシュアップ。西日本一の生産量を誇る熊本県産の良質な生乳を使用し、中身のなめらかさやミルク感を追求した。

 外食市場がコロナ禍以前に迫る水準に回復しつつあり、その中でも特に好調な業態をターゲットに商品を開発。2年前からホテルビュッフェ向けのラインアップを強化してきたが、26年秋は簡単調理の「使いたい分だけ!焼き目付小籠包」と「そのまま解凍 さんまの生姜煮」を追加する。

 レジャー業態に向け一口サイズのドーナツを商品化、「ころぱくオールドファッション」シリーズを発売した。プレーンタイプ、チョコなど3品。高速道路のサービスエリア、遊園地、動物園などでの採用を見込む。

 学校給食で魚食のニーズが高まっていることから「にしんの煮付け」を新提案。自社技術の加圧加熱処理により、骨ごとおいしく食べられる。やさしい甘みとコクの醤油ダレとも相性抜群。なお同品は国際情勢の変化による包材不足が影響し、近日発売予定としている。

給食向け「にしんの煮付け」
給食向け「にしんの煮付け」

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