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福神漬最大手がカレーフェスでつなぐ伝統食文化 新進、横須賀で福神漬6000食配布 イベント×食育で次世代と接点

 漬物の年間購入数量は25年間で3割以上減少した。かつてはカレーとともに食卓に並ぶ機会の多かった福神漬も、家庭内での喫食習慣は薄れつつある。

 家庭内で「食べる習慣」の継承が難しくなるなか、福神漬国内トップシェアの新進(東京都千代田区)は、食育やイベントを通じた普及活動を続けている。次世代との接点づくりを通じ、福神漬文化の継承を目指す取り組みだ。

赤と茶の福神漬を食べ比べ
赤と茶の福神漬を食べ比べ

 その取り組みのひとつが、各地で開催されるカレーフェスティバルへの協力だ。5月16、17日には、「よこすかカレーフェスティバル2026」に参加し、会場内で福神漬を無料配布。2日間で約6000食を提供した。イベントでは首都圏のカレー店を巡るスタンプラリーの開会式への参加や公式Tシャツ制作への協力、SNSキャンペーンなども展開した。

「福神漬の魅力を伝えたい」(松浦隆康企画開発本部長)
「福神漬の魅力を伝えたい」(松浦隆康企画開発本部長)

 このほか、同社では小学校向け食育教材の制作・配布にも取り組み、子どもから一般消費者まで幅広い層へ福神漬の魅力を伝えている。同じく福神漬の有力メーカーであるやまう(東京都目黒区)と連携し、5年前から小学校向けの福神漬普及教材を制作。群馬県や東京都を中心に、毎年約1万部の教材と福神漬を配布してきた。昨年は教材を受け取った小学校児童から寄せられたアイデアをもとに、梅味の福神漬を商品化し数量限定で発売した。

昨年は小学生が「梅かつお福神漬」を発案
昨年は小学生が「梅かつお福神漬」を発案

 家庭での喫食習慣は減少する一方で、「カレーには福神漬」というイメージは依然として根強い。同社ではカレーを切り口とした活動は幅広い世代との接点創出につながると考え、食育やイベントを通じて喫食機会の創出を進めている。こうした取り組みは、伝統食文化の継承や需要の裾野拡大につながっている。

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