トーホーは5月26日、同社グループと取引先で構成する「トーホー会」の通常総会を都内で開催し、会員企業111社が出席した。総会では理事会での決議事項を報告。役員改選に伴い新会長にキユーピーの髙宮満社長を選出した。前任の久野貴久氏(日清オイリオグループ社長)は会計監事に就く。
髙宮氏は会長就任のあいさつでサッカーW杯の話題に触れ、元日本代表監督の岡田武史氏が語った言葉を披露。岡田氏が監督時代に日本代表として活躍した中田英寿氏と本田圭佑氏は、「点を取ることだけに思考を集中させていた」と強みを挙げるとともに、「優秀な個が2人揃うだけでは勝てない。異なる個性を持つ選手が集まり、勝利という共通の目標に向かうことがサッカーであり、これはビジネスにも通じる」と持論を述べた。
髙宮氏はトーホー会の会員にもそれぞれの役割があると語った上で、「目標は一つ。トーホー会が勝ち続けること。自身も微力ながら勝利のために全力を尽くす。同じ目標に向かってともに歩んでほしい」と団結を促した。

すべての議案は原案通り承認され、審議は終了。出席したトーホーグループを代表してトーホー社長の奥野邦治氏があいさつした。奥野氏は出席した会員らに感謝の意を述べるとともに、トーホーグループへのさらなる協力を呼びかけた。
市況については、所得環境改善や訪日インバウンド需要拡大などで外食産業の需要がさらに拡大すると指摘。一方で中東情勢緊迫化とナフサの供給不安による原油価格上昇や包材、加工関連コストの上昇などは業界も避けられないと語った。この問題について「今後もしっかりと注視したいが、市場の成長を止めるわけにはいかない。情勢を見極めながら最善の対処をしたい」と述べた。
前期のトーホーグループの業績は、売上高、営業利益、当期純利益で過去最高を更新。奥野氏は、30年1月期を見据えた長期ビジョンで掲げた国内外の外食ビジネスの発展に貢献する企業グループを目指すための取り組みを進めると誓った。
総会終了後は、トーホーグループの取り組み事例発表会が開かれ、トーホーキャッシュアンドキャリー取締役の稗田好人氏がキャッシュアンドキャリー事業の現状や出店状況などを報告。トーホーコーヒー部工場長の井上正広氏も自社のコーヒー事業の歴史や特色などを説明した。




