加工食品冷凍食品ヤヨイサンフーズ 便利さと見映えで付加価値提案 メガ級ハンバーグなど展開

ヤヨイサンフーズ 便利さと見映えで付加価値提案 メガ級ハンバーグなど展開

 業務用冷凍食品を手がけるヤヨイサンフーズは、2026年春の新商品で外食・中食市場への注力を強める。「おいしさに便利さ、楽しさ、驚きを備えた付加価値ある商品」を軸に、彩り豊かなプチ蒸しパンや、同社史上最大級のハンバーグ、精肉店品質を追求したメンチカツなどを投入する。

 溝口真人社長は足元の業績について「前年に対して非常に厳しい状況が続いている」と説明。猛暑の長期化や原材料・物流費、人件費の上昇が重荷となる中でも「言い訳にせず困難に挑戦し続けたい」とし、今度の柱である「利益創出とシェア拡大の両立」を目指す考えを示した。

 外食市場は前年比10%増と好調で、宴会・宿泊・レジャー向けが伸長している。同社では24年秋からビュッフェ向け商品の拡充を進めており、今春は冷凍パンの手間や差別化に対応した「ふわぷっち蒸しパン」シリーズを投入。自然解凍や蒸し、電子レンジ調理に対応し、必要な分だけ使えるピロー包装。黒糖マーラーカオ、静岡茶、瀬戸内レモン、チョコの4品で幅広く提案する。

「ふわぷっち蒸しパン」(上)と「使いたい分だけ!焼き目付餃子19」(左下)、「同 にら饅頭25」(右下)
「ふわぷっち蒸しパン」(上)と「使いたい分だけ!焼き目付餃子19」(左下)、「同 にら饅頭25」(右下)

 外食向けでは、焼成済みで蒸し・電子レンジ調理に対応した焼き目付き天津商品を展開。併せて、国産サバを使用した照り焼きや味噌煮など4品を発売する。大西洋サバの漁獲枠縮小を受け、国産サバへ切り替えることにより、水産資源の安定確保と将来対応を図る。

 中食市場では基幹カテゴリーを強化する。拡大が続くメンチカツ市場について、価格上昇局面でも「高くても納得できる品質」が求められていると分析し、粗びき肉と角切り玉ねぎを使った、噛み応えと丸みのある「職人のこだわり 肉のごくメンチ100」を開発した。

 「三重奏の極み チーズメンチカツ」は三層構造にすることにより、チーズ入りでも肉感のある食べ応えを実現している。

 「MEGA!ワイルディハンバーグ230」は、同社史上最大級のボリュームを打ち出し、見映えと満足感を高めて単価アップと節約疲れへの対応を狙う。

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