加工食品漬物伝統野菜・守口大根を守る 母本選抜で種の保存へ 愛知県漬物協会
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伝統野菜・守口大根を守る 母本選抜で種の保存へ 愛知県漬物協会

 愛知県漬物協会は12月22日、愛知県扶桑町のJAあいち北扶桑野菜集出荷センターで伝統野菜の守口大根の母本選抜を行った。

 守口大根は、長さ1m以上になる伝統野菜で、塩漬けと粕漬けを繰り返し守口漬として販売されている。母本選抜は優良品種を確保し、形質の維持や今後の計画生産と安定供給のため毎年実施している。同協会の曽我公彦会長をはじめ名古屋守口漬暖簾会の鈴木昌義会長、守口大根を生産する扶桑町守口大根漬物組合の田中誠人組合長らが参加した。

 24年度の出荷実績では、9月からの生育期間で台風の影響がなく、葉の生育が良好だったため根の長さや太さも問題なく成長し、病害虫の被害も少なかった。25年度も台風の影響がなく、葉の生育が良好で根の長さ、太さも問題なく成長、害虫被害も少なかった。

 今回の選抜では、95㎝から110㎝程度の長さで、根の首から先端まで同じ太さのものを、ハウス用の30株と露地用の50株を採種用に選別した。優良系統の保存用に採種され、一部は緊急時に組合員へ供給される。
 
 名古屋守口漬暖簾会の鈴木会長は「守口漬の需要は前年とほぼ変わらない。昨今は歳暮や中元より帰省土産として利用されている。12月と1月は新幹線の予約も好調で帰省土産需要が高いと期待している」と話す。

 愛知県漬物協会の曽我会長は「漬物は厳しい状況が続いており、若い人では食わず嫌いもある。今年は守口漬や奈良漬の技術を生かした弁当を作り、予約販売している。漬物として販売するだけでなく、開けてすぐ食べられる弁当で守口漬の魅力を知ってもらう提案をしている」と話している。

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