10月末から2日間にわたって開かれた「通販食品展示商談会」。ある出展社は「販路開拓を目的に今回初出展した。コロナで商品の売り方が変わり、通販に注目した結果、現状の課題解決につながる良い商談ができた」「新製品のPRができ、今後の判断材料の参考になった」「消費者に食べてもらうためのきっかけづくりになった」などの声があった。
特産品は生産量が限られ、販路が地方に限定されるなど課題があり、通販業界は販路拡大への可能性を秘めており、その存在意義は年々高まっている中、「販路開拓の勉強の場になった」との声もあった。
下川事業協同組合(北海道下川町)は、北海道の北部に位置する下川町の自営業者で構成する協同組合。新たな地域おこしとしてトマトジュースや手延べ麺などを販売している。
下川のトマトジュースは厳選された完熟トマト(糖度5%以上)を煮詰め、塩を加えて瓶詰。「美味しさはどこにも負けないジュースだ」という。そのまま飲んだり、パスタのソースに加えたり、煮詰めてケチャップにしても楽しめる。商談会には「無添加」と北海道産の岩塩を使った「塩入り」を展示。
「ふるさとの元気トマトジュース」は完熟トマトだけを贅沢に使い、米と麹だけのやさしい甘さの甘酒をブレンドした飲む健康サポートドリンク。進物用としてギフトにも最適。
馬刺しと黒毛和牛のフジチク(熊本県菊池郡)は、熊本の阿蘇山麓にある自社牧場で馬約1000頭、黒毛和牛約4000頭を飼育しながら、馬肉と和牛を通して熊本の食文化を発信。馬は飼育、加工、営業、販売を一貫展開しており、熊本の特産品である「馬刺し」を中心に全国販売している。「馬刺し」と「球磨焼酎」の2つの熊本特産品を詰め合わせたオリジナルセットが人気となっている。新鮮な馬刺しと、馬刺しの美味しさを引き立てる焼酎の組み合わせが楽しめる。
(つづく)
