6.7 C
Tokyo
3.9 C
Osaka
2025 / 12 / 16 火曜日
ログイン
English
製粉パン東欧発のパン菓子「バブカ」 日本初の専門店が登場 食べ方さまざま 朝食、おやつ、ワインにも 

東欧発のパン菓子「バブカ」 日本初の専門店が登場 食べ方さまざま 朝食、おやつ、ワインにも 

業務用の冷凍パイ生地、マーガリンなどを製造販売するリボン食品は、BtoC事業の3業態目で日本初のバブカ専門店「バブカカダブラ」を、京都市左京区に10月4日開店した。

筏由加子社長は「バブカはまだまだ日本で認知されていない。ぜひ知っていただきたく店名にバブカを入れた」と話し、今後については、2号店は「考えていない」とするが、「フランチャイズ展開は検討していく」と方向性を語った。

バブカとは東欧発祥のパン菓子で、生地にチョコレートなどを練りこみ、編み込んだような形状が特徴のスイーツデニッシュ。特にニューヨーク(NY)で人気が高い。筏社長がNYで食べたバブカのおいしさに「衝撃を受けた」のをきっかけに、約8年の開発期間を経て同社独自の特徴を加えた6種類を開発した。

リボン食品バブカカダブラ店内
バブカカダブラ店内

同社のバブカは同社工場で「一つ一つ手で編み込んでいる」手作り。スイーツデニッシュ「バブカ」については「パンとスイーツの魅力を併せ持つ」(筏社長)とし、朝食、ランチ、おやつ、ワインなどのおつまみにも合うことから「朝から夜まで、あらゆる時間帯でバブカを楽しんでいただきたい」(同)とし、食べ方もトースト、電子レンジ、冷蔵庫で冷やして、バニラアイスなどのトッピングなど、様々な楽しみ方を提案している。

6種類は、チョコレートを主とした「オリジナルバブカ」、NYで人気のエルビスサンドをイメージした「エルビスバブカ」の他、アップルシナモン、レモン、抹茶あずき、コーヒーを使用したジャバチップ。サイズと税込価格は、レギュラー2500円、ハーフ1300円、カップ460円。

同社売上の9割はBtoB事業(企業間取引)だが、一般消費者向けのBtoC事業を行う理由について筏社長は「顧客の喜びや苦しみを自ら体験することで、(既存顧客に)より良いサービスや商品を提供していきたい」との考えを話した。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。