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オリエンタル酵母工業 おいしさとコストの両立を提案 コメ・麺市場への提案も強化

 オリエンタル酵母工業は主力のパン・菓子市場向け製品に加え、米飯市場、麺市場への販売を強化している。同社のコアである発酵技術を生かし、食の新たな価値を創造する。同社は1929年に国内初の製パン用イースト製造会社として設立。31年には「オリエンタルイースト」の製造販売を開始。2021年には、酵母を起点とした研究開発から商品化した発酵調味料を食品業界向けに商品化した。

 26年の新製品はパン・菓子市場、米飯市場、麺市場とターゲットを分け、それぞれの分野の課題解決が可能な製品ラインアップに。パン・菓子市場向け製品では、市場が直面する「おいしさ」と「コスト」の両立がテーマ。乳製品やカカオといったフィリング素材の高騰がベーカリーの経営を圧迫する中、同社では発酵素材を使用することで素材の味を強化する技術を開発。新たに「haccoプラス クリーミーチーズ」「haccoプラス ウマミチーズ」「haccoプラス チョコ」「haccoプラス カスター」を発売した。これらの製品は、クリームチーズの濃厚感やボディー感を引き出し、カカオの風味に奥行きをもたせるのが特徴だ。

 さらに冷凍生地のホイロレス(RTB)を可能とするパン品質改良剤「フリーベイク」を投入。ホイロの設備が不要となるほか、時間短縮、技術者不足の課題を解決する。またボリュームや内相を改善、口どけも向上する。

 米飯市場には、中食・惣菜カテゴリーで好調なおにぎりをターゲットに、「デリシャリ粒感アップ」を提案。増粘多糖類で米飯のつぶをコーティングすることでほぐし時の割れ・つぶれを抑制するのが特徴。保水性が高く、米飯のべちゃ付きも抑えることができる。さらにツナマヨおにぎりなどに利用できる半固体状ドレッシング「コクオンマヨソース」も登場。具材をあえるだけという作業性の良さと、しみこみの抑制、発酵調味液の力による風味の引き立てなどの機能を持つ。

 同社は、麺市場でかんすいの国内シェアトップメーカー。粉末かんすいブランド「オリコ飛竜」を約70年にわたり展開している。新たにラーメン向け発酵調味料として、洋菓子などの風味向上にも利用可能な「発酵工房甘香りロースト」を提案。しょうゆラーメンのスープに加えることで甘い香りや焦がし感、コクなどを付与できる点などを訴求する。

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