「タケヤみそ」醸造元の竹屋は9月20、21の両日、長野県諏訪市の同社諏訪工場内特設会場で「タケヤみそ秋の感謝祭『みそプラザ2025』」を開催した。
来場者数は前年比3%増の2700人弱。売上は過去最高を更新。「みそ詰め放題」や「みそ蔵見学」などの企画を通じ、みその良さに改めて気づいてもらう機会を提供した。
同社は今回、毎年好評の「みそ詰め放題」や「みそ蔵見学」「豚汁無料サービス」などの企画を実施。特製商品の即売、売店の特別営業にも取り組んだ。
人気企画の「みそ詰め放題」では白(伝統の諏訪味噌)、赤(特製田舎みそ)、合わせの3品を用意。多くの人が詰めかけ、4㎏以上積み上げる人も見られた。
「みそ蔵見学」も人気企画。多くの人が90年の歴史があるみそ蔵に並ぶ木桶に触れる機会を得た。大人から子どもまで多くの人が熱心に質問。蔵人とのコミュニケーションを図る機会にもなった。
豚汁、みそ焼きおにぎりは、両日とも午後2時頃に完売した。メーン会場の「タケヤ味噌会館」でしか食べられない「ごまみそソフトクリーム」は、ミニサイズを特価で販売。老若男女を問わず人気を集めた。諏訪地産の凍り豆腐を使った「肉みそ風みそ」は、リニューアルして当日のみ販売。好評を博した。
同イベントは1989年8月にスタート。「タケヤみその夏まつり」として、2019年までの31年間にわたり毎年お盆前に開かれ、諏訪の夏の風物詩といえる存在にまで成長した。コロナによる中断を経て、22年に「タケヤみそ秋の感謝祭」として復活。酷暑を避け、来場者と同社スタッフが楽しめるイベントとして生まれ変わった。