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逆光線(コラム)外食業界の新陳代謝

外食業界の新陳代謝

近所の中華料理店が閉店した。大盛り炒飯が人気のいわゆる町中華で、30年以上にわたって地元客に愛されてきた店だが、ご主人の体力が衰え、後継者もいないため店をたたむという。

▼外食業界は旺盛なインバウンド需要に支えられ、コロナ禍で落ち込んだ市場の回復が進んでいる。日本フードサービス協会の月次売上高は21年12月から44か月連続で前年を上回り、価格改定や人手不足の影響は見られるものの、売上高は好調に推移している。

▼こうした追い風を捉え、業務用卸の業績回復も目立ってきた。上場卸のほか、地域の有力業務用卸でも過去最高を更新する会社もある。元気な企業が成長を加速させる一方で、「格差が広がっている」と指摘する声もある。

▼ある卸店のトップは「売上は順調だが、廃業される店も増えており、新規獲得が欠かせない」と語る。先述した町中華のように地域で親しまれてきたパパママストアが閉店し、駅前の跡地にはどこにでもある飲食テナントが入居。市販用がたどってきた道だが、裾野の広い業務用でもじわじわと集約化が進んでいる。

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