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逆光線(コラム)変化に俊敏対応の中小チェーン

変化に俊敏対応の中小チェーン

「暑いからよく売れるでしょう?」。酷暑真っただ中の8月上旬、飲料の売上構成比が高い地域卸の営業幹部に聞いた。「実はそれほどでも…」と顔をしかめ、理由を挙げる。

▼そもそも暑すぎて外に出ない。昨年の南海トラフ臨時情報特需の反動もある。なにより高くなった。大手量販店やドラッグストアには70~80円台のPBが並び、主な得意先である自販機や中小小売店の販売価格との差は広がるばかりだ。

▼今年も猛暑が長引く9月を迎えた。食品卸の展示会では残暑を意識した売場提案が目立ったが、「末端の売場にまで浸透していないように見える」と乾麺メーカーの社長は指摘する。夏物が少しでも長く売れると期待したものの、8月後半には例年通りエンドから外れていた。長年の慣習は簡単には変わらないと嘆く。

▼一方で「大手より小規模なチェーンほど提案が受け入れられやすい」とは冒頭の地域卸。変動しやすい時候を意識した売場作りもしかり。価格はスケールメリットを発揮する大手にかなわないが、地道ながらも俊敏な姿勢は静かに顧客に訴える。

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