12.3 C
Tokyo
12.9 C
Osaka
2025 / 11 / 14 金曜日
English
その他SDGsマヨ容器の回収事業(キユーピー、味の素) 高校の学習テーマに 川崎市立橘高校で発表会
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

マヨ容器の回収事業(キユーピー、味の素) 高校の学習テーマに 川崎市立橘高校で発表会

川崎市立橘高校は6月23日、同校の2、3学年による「総合的な探求の時間 合同探究学習発表会」を開催した。テーマには、キユーピーと味の素が主体となって行っているマヨネーズボトルの水平リサイクルの取り組みなど7題が選ばれた。

「総合的な探求の時間」は22年度から新たに導入された科目で、川崎市ではSDGsの実現に向けた視点を取り入れている。生徒は過去7回の授業で、産業界における環境課題と解決に向けた個々の事業者による取り組みを学習。発表会では各グループに分かれ、具体的なアクションについて探求した成果を披露した。

発表会では多くのグループが、マヨネーズボトルの水平リサイクルを推進する上でボトルの回収本数を増やすことが不可欠と指摘。ボトル回収を周知すべく地域や学校、スポーツイベントなどを通じた呼びかけや、若年層らにはSNSで紹介することが必要だと意見を述べた。また、購入時のパッケージ(外装)にリサイクルに関するアイコンを印刷したり、ボトルにラベルを貼り周知するといった案もあがった。

キユーピー広報部の森田里佳さんは「PRやマーケティング的な視点を持ってよく考えてもらえた。それぞれのグループで良かったと思うアイデアを取りまとめて1本の施策にしてほしい」と要望。同部の田頭祐介さんは「引き続き、この取り組みをどのように広げればいいかを考えてほしい」と述べた。使用済みマヨネーズボトルの回収実証実験は、7月1日から規模が拡大。生徒たちには、回収対象店舗をイトーヨーカドー溝ノ口店のほかに、イトーヨーカドー川崎店、ヨークマート川崎野川店を加えることも伝えられた。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点