4.1 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2025 / 12 / 13 土曜日
ログイン
English
加工食品漬物101年目の三井食品工業 メーカー会総会を開催

101年目の三井食品工業 メーカー会総会を開催

三井食品工業(愛知県一宮市、岩田浩行社長)のメーカー親睦会「三井会」(野崎真一会長=野崎漬物会長)は28日、名古屋市内で定時総会を開催した。会員、関係者など約60名が出席した。総会では全ての議案が満場一致で承認された。

野崎会長は冒頭「三井食品工業は創業から101年目を迎えようとしている。足元では漬物の原料野菜の不作、人件費上昇があり、価格改定すると販売数量が以前のように戻らないなど商環境は厳しいが、今年も三井さんを中心に頑張っていきたい」と挨拶。

続いて岩田社長が、今期の市場環境と業績について説明。また今期以降の取り組みついて「製造コスト削減に取り組んだ。製品レベルを維持した上でのコスト削減は時間が必要だが、手応えも感じている」と述べ「漬物売場での見せ方も向上させ購入していただけるようにしたい。目的、同じ思いで進めていきたい」と呼びかけた。

岩田浩行・三井食品工業社長
岩田浩行・三井食品工業社長

なお同社の今期業績はコスト高を背景に売上げ、収益ともに苦戦していいるものの、3月に価格改定を実施し通期では回復の見通し。

講演会では、日東醸造の蜷川洋一社長が「愛知の醸造・醤油文化について たまりと白しょうゆ それらにお漬物との関連」を演題に講演。漬物とも親和性が高い白しょうゆ造りについて丁寧に説明した。

懇親会では同会副会長の中田吉昭・中田食品社長が挨拶した後、竹内武史・竹内農産社長の乾杯の時で祝宴となり、岩田孝逸・三井食品工業会長の中締めで散会した。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。