和歌山県紀南地域の自治体や農業協同組合、梅加工業者などによって構成される紀州梅の会(和歌山県田辺市)は、6月6日の「梅の日」に合わせ、各地で梅のPRを実施した。
同県の首都圏アンテナショップである「わかやま紀州館」(東京都千代田区)では、同組合会長を務める田辺市の真砂充敏市長ら関係者が梅干のサンプリングと梅シロップの試飲を実施、紀州南高梅をPRした。


真砂会長は、「梅の日」は室町時代の1545年、京都・賀茂神社へ梅が奉納された故事に由来すると説明。昨年の大阪・関西万博では、梅を25年間熟成させる「万博漬け」の取り組みを実施しており、引換券の保有者は2050年に梅を受け取ることができると紹介した。
また、「梅干は塩分とクエン酸を同時に摂取でき、暑い時期の熱中症対策や夏バテ防止にも役立つ食品」と述べるとともに、「梅はその日の難を逃れる」「梅は三毒を断つ」など、古くから健康食として親しまれてきた歴史にも触れ、梅の消費拡大を呼びかけた。

続いて大炭敦史副会長(JAわかやま紀南地域本部長)は、近年の異常気象による不作傾向に言及しながらも、「生産者が丹精込めて育てた紀州南高梅を、消費者へ届けたいとの思いでPR活動を続けている」と述べた。首都圏や京阪神地区の量販店での販促活動を紹介するとともに、梅を使ったレシピを掲載する公式Instagram「梅の魔法」の活用も呼びかけた。
近年は異常気象による不作傾向が続く紀州梅だが、今年の雹被害額は前年の約20分の1の水準まで縮小。収穫量は平年を下回る見通しながら、大玉で品質は良好とされる。





