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業務用トーホー東京展示商談会 6000品を出品 サステナビリティの取り組みも

トーホー東京展示商談会 6000品を出品 サステナビリティの取り組みも

トーホーフードサービスは3月18日、東京ビッグサイトで総合展示商談会を開催し、約1100人が来場した。総小間数は251小間で、トーホーが111小間、メーカーが140小間(117社)。約6000アイテムを出品した。

25年の展示商談会は「FOOD VISION 2025」がテーマ。人手不足、サステナビリティや環境対応、食材価格上昇、消費者ニーズの多様化など顧客の課題解決を目指した。

全国7会場で開催を予定しており、東京は6会場目。新たな試みとして、会場入口すぐに「未来でつながる食を選ぼう」をコンセプトとしたグループの取り組みを紹介した。パネルを使って有機フェアトレードコーヒーや持続的な食材調達、廃棄物削減や資源の有効活用といったサステナブルや環境配慮に関する事業活動をアピールした。

トーホーフードサービスによるコーナーは4つのテーマで構成。高級食材やインバウンド対応を重視した「THE HOTEL」(ホテル)や、例年と異なり中華やエスニックメニューを強化した「World Food Hall」(レストラン)、ねじりドーナッツやフルンジなどのトレンドのスイーツとドリンクを紹介した「NEW STYLE CAFE」(喫茶カフェ)、季節感やトレンドを意識した和洋惣菜を揃えた「DELI+~デリタス~」(中食)を提案した。

コーヒー部提案コーナーでは自社工場で焙煎のスペシャルティコーヒー7アイテムを揃えたほか、エスプレッソコーナー、フェアトレードコーヒーなどで独自性と付加価値を訴求。加工品コーナーでは「EAST BEE」ブランドを中心にオリジナル商品100品を紹介した。新商品として価値提案を図った有頭エビフライ、海域指定のカキフライなどリッチな身の揚げ物の試食が来場者から好評だった。

トーホーフードサービスの森山隆志社長は足元の概況について「東京をはじめとした関東のほか、関西、福岡県、岡山県は順調だが、インバウンド需要の影響を受けない地域がどうなるかは不透明だ。大阪・関西万博についてはギリギリまで商談が続くと思われるが、経済効果は大きいと考える」と説明。

トーホーの古賀裕之社長は展示商談会について「価値ある自社商品をタイムリーに開発できたと考える。外食産業でも以前と比べるとアッパーな価格帯の商品が売れるようになった。『EAST BEE』の炎の焼鳥シリーズなどは市場の成長に貢献している」と述べた。

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