15.3 C
Tokyo
12.9 C
Osaka
2025 / 11 / 18 火曜日
English
その他企業活動冷凍めん料理コンクール 高校生がアイデア競う 最優秀賞は和だしとSDGs
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

冷凍めん料理コンクール 高校生がアイデア競う 最優秀賞は和だしとSDGs

日本冷凍めん協会が協賛する「第2回全国高校生冷凍めん料理コンクール」(主催=全国高等学校家庭クラブ連盟)の表彰式が3月20日に都内で開催され、最優秀賞に群馬県の高校生3人のチームが考案した「5種のだし香る、魚介ときのこのかぶら蒸しうどん~無駄なく美味しくSDGs~」が選ばれた。魚介だしを使った和食ならではのおいしさと、野菜などの食材を余すところなく活用するアイデアが評価の決め手となった。

全国の高校生(家庭クラブ連盟加盟校)から冷凍麺を使ったオリジナルレシピを募集するもの。次世代を担う若年層にPRすることを目的に昨年から開催している。表彰式の席上、審査に参加した協会の白潟昌彦会長(キンレイ社長)は「どの料理も完成度が高かった。冷凍麺をもっと身近に利用してもらえれば」などとあいさつした。

今回のテーマは「つるっとほっこり みんなが喜ぶめん料理」。全国50校から264作品が応募され、669人(1チーム2~4人)の参加があった。郷土料理や地元の素材を生かしたメニュー、簡便・時短にこだわったレシピなど、高校生ならではの感覚でユニークなアイデアが多数集まった。

白潟昌彦会長(後列右から2人目)と受賞者
白潟昌彦会長(後列右から2人目)と受賞者

おいしさ・簡便性・経済性・新規性などをポイントに書類審査が行われた後、最終審査は応募されたレシピをもとに調理して試食を実施。その結果、最優秀賞に群馬県立新田暁高校の「系列研究チームAB」による「5種のだし香る、魚介ときのこのかぶら蒸しうどん~無駄なく美味しくSDGs~」、優秀賞に茨城県立日立第一高校の「茨城の民」による「いばらきを食べようスペシャル」、香川県立高松南高校の「9(ナイン)」による「全国の郷土料理大集合!?伝統つなぐ年明けうどん」、FHJ賞に青森県立浪岡高校の「絆光記」による「栄養たっぷり♡津軽うどん」、日本冷凍めん協会賞に広島県立昭南高校の「うどん図で~す。」による「稲荷に包まれうどん~手作り団子を添えて~」などを決定。生徒たちは「全国の大会で受賞できて本当にうれしい」「地元の食文化を学べる機会になった」などと受賞の喜びを語った。

上位入賞したレシピは4月から協会のホームページで公開する。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点