15.3 C
Tokyo
16.5 C
Osaka
2025 / 11 / 11 火曜日
English
飲料系酒類活況のジンソーダ ローソンが高価格帯で参戦 ベースは野沢温泉村の原酒
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

活況のジンソーダ ローソンが高価格帯で参戦 ベースは野沢温泉村の原酒

食中酒需要をつかみ市場拡大が続く缶チューハイなどのRTD酒類。なかでも昨年から参入メーカーが増え活況をみせるのがジンソーダだ。

有望ジャンルに、大手コンビニもオリジナル商品で参戦する。ローソンは、野沢温泉蒸留所(長野県)のジンを使用した「THE GIN SODA」など2品を3月25日から数量限定発売した。

ハイボールブームで国内市場が急拡大したウイスキーに続くスピリッツとして注目が高まるジン。サントリーが22年に発売した「翠ジンソーダ缶」が火付け役となり、缶製品を含む市場はこの5年間で3.5倍に急拡大した。

ただ海外ではウイスキーに比較してジンは16%ほどの販売金額があるのに対し、日本ではいまだ約5%にとどまる。

「市場には大きなポテンシャルがある。手軽に本格的なおいしさを体験いただき、ジンの奥深さや面白さ、そして自然豊かな野沢温泉村の魅力を伝えられる商品にしたいと考えた」(ローソン飲料・加工食品部 倉光雄志氏)。

今回のジンソーダに使われるのは、野沢温泉村の天然水で仕込まれたジン。ボタニカルにはジュニパーベリーをベースに山椒やレモンピールも加え、爽やかで刺激的な香りに仕上げた。

一般にバーなどで提供するジンソーダは度数10%以上のものが多いが、今回の商品は気軽に飲める7%。バーと同等の本格感が楽しめるようレシピを改良した原酒を採用した。

「THE GIN SODA」、スパイス感を強調した「同 DEEP」の2品(各350㎖)。いずれも税込350円とやや高めだが、「たまに飲むなら良いお酒を」と考える30~40代男女に狙いを定める。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点