円安で外国人の来日が凄まじい。そのかいあって外食のインバウンド消費も急増している。向かう先は今まではラーメン店(主に個人店)が主だったが、このところ回転寿司も外国人で賑わい、寿司ネタを英語表記する店も増えてきた。
▼回転寿司の大手「くら寿司」は、4月末に美食家で賑わう銀座にグローバル旗艦店をオープンした。外国人観光客に向けたメニュー構成や内装が特徴となっている。江戸町エンターテインメントをコンセプトにしており、歌川広重の浮世絵をイメージした空間「くら小江戸」を設置し、寿司、天ぷら、団子の屋台でのリアルなパフォーマンスが楽しめる。
▼外食総研調べによると、4月の外食全体の市場規模はコロナ禍前比の85%まで回復。そのうち回転寿司(ファミリーレストラン含む)も安定成長を保っている。日本人が食べるネタのトップはサーモンで、13年連続して不動の人気№1を保ち、2位マグロ、3位ハマチ・ブリの順だが、外国人には変わったネタが人気とか。
▼日本人には回転寿司は格安で食べられることが魅力だが、外国人には彩り豊かな創作が選択基準のようだ。