4.1 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2025 / 12 / 13 土曜日
ログイン
English
加工食品ハチミツ全日本はちみつ協同組合 日中蜂産品会議など今期事業を確認

全日本はちみつ協同組合 日中蜂産品会議など今期事業を確認

全日本はちみつ協同組合(田中正道理事長)は5月20日、都内のホテルかずさやで通常総会を開催。当日は日本養蜂協会、全国はちみつ公正取引協議会、全国ローヤルゼリー公正取引協議会、日本蜂蜜輸入商社協議会など国内の主要な蜂産品関連団体も出席した。

総会前のあいさつでは、水谷友彦副理事長が田中理事長の挨拶文を代読し、「昨年は久しぶりに岐阜で日中蜂産品会議を開催することができた。食品を含めた諸物価高が影響し、はちみつも需要が若干減少した。円安の影響もあるが生活環境も戻ってきている。今年の需要回復に期待している」と述べた。

来賓として沖浩幸・日本養蜂協会常務理事が「5月20日は国連がワールド・ビー・デーに制定している。先般スロバキアを視察した。かの地では日常生活に養蜂が入り込んでいると感じた。一方、国内では養蜂基本法改正もあり養蜂の届出が増えている」と述べた。

続いて日本蜂蜜輸入商社協議会の河村憲明会長(三浦英・双日食料副部長代読)は、「国内は人手不足が顕著となるなど環境の変化が多い。気候変動、地政学リスクの拡大など予測が難しい時代であり、円の価値が変化している。今年度は7年ぶりに日中蜂産品会議が中国・青島で9月に開催される。商社機能の基本である情報収集・分析に努め、会員の皆さまに貢献していきたい」と述べた。

総会では前年度事業報告、今年度事業計画、新入会員の承認などすべての議案が満場一致で承認され、総会終了後、和やかに懇親会が催された後散会した。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。