味の素AGFは、昨年リニューアルして販売好調となった「ブレンディ」スティック クリーミーアイスシリーズ(以下、クリーミーアイス)を3月1日に春夏限定で発売開始し、以降、店頭・販促活動を強化するなどして勢いを加速させる。
クリーミーアイスは、スティック1本に牛乳を注いで混ぜるだけでクリーミーなデザート飲料が楽しめるもの。
3月19日取材に応じた江村治彦コンシューマービジネス部長(現・台湾味の素社総経理)は今年の展開について「昨年のリニューアルがかなり上手くいき製品は変えずに展開していく。店頭施策では、4月までにしっかり売場をつくり、飲み始め時期とされる5月から最需要期の8月にかけて、購買を促進する店頭施策をしっかり行っていく」と説明する。
その具体策の1つに、牛乳とのクロスMDを挙げる。
「昨年も牛乳売り場の前で販売したところ、お客様の手に取られる確率が確実に上がってきたため、牛乳売場前での販売もしっかり展開していきたい」と語る。
牛乳以外のアーモンドミルクなど植物性ミルクとの提案も引き続き行っていく。
スティック市場全体では30、40代の女性層がボリュームゾーンとされる中、クリーミーアイスは昨年、清涼感の要素が強かった前身商品を改め、中身・パッケージともに嗜好性への訴求にフォーカスして20、30代の女性層を多く取り込めた。
「コンセプトがより伝わりやすいパッケージにして、中身もコクや濃厚な味わいをより楽しめるようにしたところ若い女性層をしっかり獲得で、購入率もしっかり拡大できた」と振り返る。