飲料嗜好飲料スティックブラックのさらな...

スティックブラックのさらなる拡大見込む味の素AGF 有望市場と判断するこれだけの理由

味の素AGFは、スティックブラックでさらなる拡大を見込む。

スティックブラックは、インスタントコーヒーを1杯分ずつ個包装したものだが、1杯の便利なブラックコーヒーの認識で支持されていることから同社ではブラックコーヒーのスティックタイプとみなし「ちょっと贅沢な珈琲店」や「ブレンディ」のブランド名で商品を展開し好調に推移している。

3月19日取材に応じた江村治彦コンシューマービジネス部長(現・台湾味の素社総経理)は「スティックブラックはここ5年くらいで、新しいお客様がかなり流入し市場としては20%くらいの割合で伸び続けている」と語る。

インスタントコーヒー市場に占めるブラックスティックの割合は10%程度と推定されることから、さらなる開拓に意欲をのぞかせる。

「店頭のコーヒー棚でスティックブラックが占める割合はまだまだ小さく、売場をしっかりつくれる品揃えが必要。お客様のニーズを満たす製品をしっかり提案していくことが市場を大きく伸ばすポイントだと考えている。中期的には健康価値や産地を訴求する商品などとどんどん広げていくことをイメージしている」との見方を示す。

有望市場と目する理由としては、ユーザーの広がりにある。

江村部長は、ミルク・甘さありの商品が大半を占めるスティックとレギュラコーヒーの両カテゴリーからスティックブラック市場に入ってきていると指摘する。

「スティックのカフェオレユーザーが、スティックのフレーバーバラエティーとして、少し甘さを控えたいということで入ってきている動きもあれば、レギュラーコーヒーユーザーが時短ニーズで入ってきている動きもある。このように複数カテゴリーからお客様が流れてきているのが市場拡大の要因」と分析する。

なお、AGFはこの春夏、温暖化と30代以下の若年層のアイス飲用比率が高い傾向にあることを受けてドライコーヒーを中心とした各カテゴリーでアイス提案を強化していく。
「夏のタイミング、アイス専用品以外のインスタントコーヒーの袋タイプを含めて通常品でもパッケージでアイス飲用を訴求していく。スティックブラックはスプレードライの『ブレンディ』が中心になるかと思う」と説明する。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。