ポテトチップス「プリングルズ」から日本独自のチーズ味が登場 商品名は「Hi! CHEESE!」 発売30周年記念し満を持して投入

 ポテトチップス「プリングルズ」ブランドから日本独自フレーバーとなるチーズ味の新商品が登場した。

 新商品名は「Hi! CHEESE!」。95gと48gの2品を取り揃える。
 日本ケロッグ合同会社が4月1日に発売開始し、新TVCMを放映するなど年間で施策を展開して「サワークリーム&オニオン」「うましお」に続く新たな柱として育成していく。

 日本発売30周年を記念した動きで、販売好調となった昨年の勢いを加速させる。

 3日、発表会に登壇した日本ケロッグ合同会社の五味田里美スナック本部コマーシャルディレクターは「日本発売30周年という節目に満を持して投入する。『サワークリーム&オニオン』『うましお』『Hi! CHEESE!』の3本柱でポテトスナック市場のさらなる拡大に貢献しながら、おいしいフレーバーやユニークな企画を展開していく」と意欲をのぞかせる。

3日新TVCM発表会に登壇した日本ケロッグ合同会社の五味田さん(右)と加藤さん(左)、ゲスト出演したゆうちゃみさん(中央)、ウエストランドの井口浩之さん(中央左)、河本太さん(中央右) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
3日新TVCM発表会に登壇した日本ケロッグ合同会社の五味田さん(右)と加藤さん(左)、ゲスト出演したゆうちゃみさん(中央)、ウエストランドの井口浩之さん(中央左)、河本太さん(中央右)

 インテージSRI+によると、ポテトスナック市場は2023年、前年比12%増2836億円に拡大。この中で「プリングルズ」の販売金額は22%増を記録して市場拡大に貢献した。

 「ポテトスナック市場の19年から23年の5年間の年平均成長率はプラス4.1%。23年はコロナ禍明けのオフィス・行楽需要に後押しされて市場が大きく拡大。『プリングルズ』は定番商品を中心に大型タイアップや袋型のミニチップの発売などで市場の伸長に大きく貢献した」と振り返る。

 昨年の勢いを加速させるべく新発売した「Hi! CHEESE!」の開発には約1年を要した。

 加藤綾スナック本部プリングルズブランドマネージャーは「見た目・香り・味すべてにおいて日本の皆様が好むチーズを徹底的に研究した」と語る。

 チーズは、パルメザン・チェダー・ブルー・グリュイエールの4種を使用した。

 商品名には、チーズフレーバーの濃厚さや“ひとくち食べると気持ちは高まる”というHigh(ハイ)の意味がある。写真を撮るときの合図“ハイチーズ”とも掛け合わせた。

 「プリングルズ」は1968年、アメリカで誕生。誕生以前のポテトチップスよりも気密性・保管効率に優れた商品を目指し研究が進められ開発された。

 ブランド名は、アメリカ・シンシナティに実在する通りの名前「Pringle Drive(プリングル・ドライブ)に由来する。
 「当時の開発者がポテトチップと同じPから始まる名前を探していたところ、偶然、電話帳で見つけたのがプリングル・ドライブという通りの名前だった」(五味田氏)という。

 アメリカで誕生後、欧州や南米でも発売され1994年に日本へ上陸した。現在、世界140カ国以上で発売されている。

 「Hi! CHEESE!」の新TVCMは、1996年に放映開始したTVCM「Pop in the park」からインスピレーションを受けて製作され、5日から放映開始される。

 新TVCMほか、抽選で限定グッズや「Hi! CHEESE!」が当たるキャンペーンも展開している。

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