5.8 C
Tokyo
1.3 C
Osaka
2025 / 12 / 29 月曜日
ログイン
English
加工食品乳製品・アイスクリームハナマルキ「塩こうじチーズ」 液体塩こうじの力で誕生

ハナマルキ「塩こうじチーズ」 液体塩こうじの力で誕生

ハナマルキは3月11日、公式ECサイトとみそ作り体験館で「ハナマルキ醸造 麹 研究室」の新商品「塩こうじチーズ」を発売した。東京・汐留のイタリアンレストラン「The Momentum by Porsche」では、同商品を使ったメニューを期間限定で提供する。

「塩こうじチーズ」は一般的なチーズ作りで生乳を固めるために使われるレンネット(凝固酵素)の代わりに液体塩こうじを使用。90日間じっくりとていねいに熟成させた。液体塩こうじ由来のまろやかな塩味があり、コクのある味わいと華やかな発酵香を持つ。100g、税込3千240円。

22年頃に液体塩こうじにレンネットの代替となる凝固作用があることを発見。開発パートナーに秩父やまなみチーズ工房(埼玉県秩父市)を迎え、ハナマルキにとっては未知のチーズ製造に取り組んだ。試行錯誤を繰り返し、新たな味わいのチーズが完成した。

ハナマルキの國吉優子ブランド戦略室長㊧とThe Momentum by Porscheの林祐司シェフ
ハナマルキの國吉優子ブランド戦略室長㊧とThe Momentum by Porscheの林祐司シェフ

3月11日から同31日まで、「The Momentum by Porsche」で、塩こうじチーズを使った特別メニューを提供。また、期間中は店頭で商品の販売も行う。3月11日に同店で記者発表会と試食会が行われた。

ハナマルキマーケティング部ブランド戦略室の國吉優子室長は、「レンネットを使わずに、液体塩こうじを原料にして、世界で初めての製法で作った。このチーズから、麹の新たな可能性や発酵食品の奥深さを感じてほしい」と説明した。同社は23年8月に新ブランド「ハナマルキ醸造 麹 研究室」を立ち上げた。業界の常識にとらわれない商品を生み出し、世界を視野に入れたグローバルブランドを目指す。

関連記事

インタビュー特集

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。