4月期輸入麦価、0.6%引き下げに

農林水産省は7日、24年4月期の輸入小麦の政府売渡価格を前期(23年10月期)に比べ0.6%引き下げると発表した。売渡価格は5銘柄加重平均6万7千810円/tで、2期連続の値下げ。輸入小麦の政府売渡価格は、政府による直近6カ月間の買付価格の平均にマークアップと港湾諸経費を上乗せしたもの。

小麦の国際相場はロシア産の輸出増加や米国産の輸出需要の改善などにより、ロシアのウクライナ侵攻後に記録した最高値の半値程度で落ち着いている。北米の主要産地では天候に恵まれ作柄が良好だった。一方、売渡価格は円安の進行などの影響を受け、国際相場ほどは下がらなかった。

5銘柄の内訳はカナダ産ウェスタン・レッド・スプリング(ICW)、米国産ダーク・ノーザン・スプリング(DNS)、米国産ハード・レッド・ウィンター(HRW)、豪州産スタンダード・ホワイト(ASW)、米国産ウェスタン・ホワイト(WW)。

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