7.4 C
Tokyo
4.9 C
Osaka
2025 / 12 / 15 月曜日
ログイン
English
流通・飲食三井食品 関西メニュー提案会 地域商材やオリジナル品

三井食品 関西メニュー提案会 地域商材やオリジナル品

三井食品関西支社は2月22日、大阪マーチャンダイズ・マート(大阪市中央区)で「第35回関西メニュー提案会」を開いた。メーカー245社が出展、得意先600企業・約800人(業務用4割、小売業3割、卸3割)が来場した。出展小間の内訳は加工食品54、業務用28、酒類36、低温7、総合・オリジナル80。

昨年と同じ「明日(みらい)をつくる 食のチカラ」をテーマに、随所で企画を展開した。「大阪関西万博まで、あと416日」と掲げたコーナーでは、関西にゆかりのある企業のSDGsに関する取り組みを商品面から紹介。惣菜で使用した後のごぼうの皮を有効利用したふりかけ(ブンセン)、バイオマスECOカップを使ったカップヌードル(日清食品)などを展示した。

酒類では「ブレンデッドウイスキーの逆襲」として、スコットランドウイスキー15種類を並べた。担当者は「日本ウイスキーやシングルモルトが注目されるが、ブレンドの美味しさを改めて知ってもらいたい。試飲した女性からはスイーツに合うという声も聞かれた」と話していた。

地域商材が並んだ「にっぽん元気マーケット」には7県(栃木、長野、和歌山、岡山、香川、愛媛、高知)からメーカーが出展。「おかやま果実」ブランドに認定された白桃、ニューピオーネを使った吉田本店の甘酒を扱う藤徳物産は「健康食として根強い人気がある。岡山の果実を使い、より飲みやすくするとともに、県産フルーツのアピールにもつなげたい」と意気込む。

オリジナルコーナーでは自社ブランドの『にっぽん元気マーケット』から、炊き込みご飯シリーズの新商品「生姜香る北海道産ブリ炭火焼き」を試食提供。このほか、はちみつや生鮮野菜、東北商材など様々なテーマに沿った企画を展開していた。

矢澤久志専務関西支社長の話

家庭用は価値を訴求し、需要を掘り起こそうというメーカー各社の姿勢、業務用においてはコロナ後の新しい挑戦、こうしたところをこの展示会で見てもらいたい。

地域商材を集めた「にっぽん元気マーケット」のコーナーは今まで以上に強化し、新たな商品の発掘にもつながっている。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。