11.5 C
Tokyo
14.6 C
Osaka
2025 / 12 / 19 金曜日
ログイン
English
飲料系飲料ヤマサ醤油からクラフトコーラ 34年ぶり飲料新商品 隠し味は醤油

ヤマサ醤油からクラフトコーラ 34年ぶり飲料新商品 隠し味は醤油

ヤマサ醤油は2024年春の業務用新商品として7種類のスパイスに隠し味の醤油を加えたクラフトコーラベース「三角(みかど)クラフトコーラ」(50㎖瓶、1本当たり税別希望小売価格190円)を2月20日から全国で新発売する。同社が飲料カテゴリーで新商品を発売するのは1990年以来34年ぶり。

「三角クラフトコーラ」は飲食店でドリンクを注文した客が自分で好みの濃度のクラフトコーラを作れる同社オリジナルのクラフトコーラベース。クラフトコーラ商品の容量の主流は200~300㎖だが、「三角クラフトコーラ」の容量は50㎖。1回で使い切れることも特徴だ。

飲食店のメリットは、氷の入った炭酸水と一緒に瓶ごと提供することで従業員の手間が省け、提供時間が短縮されること。また、使い切りタイプのため、開封後の瓶を冷蔵庫に保管する必要がない。様々なアルコールと合わせることで、幅広いアレンジメニューを提供できる。客のメリットは、自分で作り上げるひと手間により、自分好みの味でドリンクを楽しめること。また、ノンアルコールドリンクでも、こだわりの味わいで満足感を得られる。

「三角クラフトコーラ」にはクローブ、カルダモン、コリアンダー、シナモン、ブラックペッパー、ナツメグ、ターメリックの7種類のスパイスに、隠し味の醤油、発酵黒ニンニクエキス、ショウガ抽出液などを加えた。奥深くさわやかな味わいで、洋食だけでなく和食、中華料理などの様々な食事と調和する。三角形をモチーフに、和のテイストの中に現代的なエッセンスが感じられるデザインにした。

ヤマサ醤油8代目当主の濱口儀兵衛氏はアメリカのウスターソースを参考に醤油ベースのソースを作り、「新味醤油」と命名して特許を取得した。このソースを木樽に詰めてアメリカに送り、現地で三角形の容器に詰め替えて「ミカドソース」として発売した。

同社は今回、日本第一号のソース「ミカドソース」にちなんで「三角クラフトコーラ」を開発した。「ミカドソース」で使用していたいくつかの原材料を使用し、「ミカドソース」の栄誉ある歴史と思いを引き継いでいることもポイントだ。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。