18.5 C
Tokyo
16.5 C
Osaka
2025 / 11 / 03 月曜日
English
加工食品乳製品・アイスクリームヨーグルト、猛暑で伸長の飲むタイプ強化 GABA配合も 日本ルナ
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

ヨーグルト、猛暑で伸長の飲むタイプ強化 GABA配合も 日本ルナ

日本ルナは今春夏、心と体の健康を意識した新商品や、猛暑を背景に需要が高まったドリンクタイプの春向けフレーバーを通して、ヨーグルトの喫食シーンを拡大する。

「ときめきヨーグルトカンパニー」を掲げる同社は、これまでコーポレートカラーに近いスイーツ寄りの商品に注力してきた。近年タンパク質やストレス緩和など健康ニーズが高まっていることから、改めておいしさと健康を両立した商品を打ち出す。

春夏の目玉商品となるのが、高たんぱく・脂肪ゼロでありながらスイーツのような味わいが楽しめる「スキル」シリーズ。独自のスキル菌を使った濃厚でクリーミーな舌触りが特長で、昨年12月には内容量やパッケージを見直して、よりデザート感覚で手軽に食べられるよう刷新した。「スキル バニラ」「同 同 ぶどうソース ナタデココ入り」「同 同 焦がしカラメルソース」を一部SMなどで取り扱っている。

3月25日から「味わいとコクのむヨーグルト」(230g、参考小売価格税込み214円)を発売する。生きて腸まで届くビフィズス菌HN019を使用し、ストレス緩和によいとされるGABAを100㎎配合した。「コロナ禍以降、非常にストレスフルな状況が続いている。心身の健康に向けた商品として提案していく」(嘉藤一郎営業本部営業企画部長兼営業企画課長)とし、来年以降の機能性表示化を目指す。

主力のバニラヨーグルトでは、食べるタイプのフレーバー品ほか、猛暑で需要が高まる飲むタイプの春向けフレーバーを投入。2月5日発売の「のむバニラヨーグルト 山梨県産 白桃」(170g、税込み172円)は、生クリームと卵黄を使用し滑らかに仕上げたアイスのようなデザートヨーグルトで、桃色のパッケージで売場に季節感を演出する。

「フレーバー品のメーンターゲット層は女性だが、プレーンタイプは男性からの支持も高い。通勤通学時や、ランチの際にお弁当と一緒に飲む、おやつの時間帯に一息できるといったシーン訴求も継続していく」(同)とし、商談でも一定の手応えを得ている。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点