9.9 C
Tokyo
6.9 C
Osaka
2025 / 11 / 04 火曜日
English
流通・飲食中食・惣菜惣菜用ふた閉めロボが稼働 キユーピー
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

惣菜用ふた閉めロボが稼働 キユーピー

キユーピーはこのほど、デリア食品の生産ラインで惣菜用ふた閉めロボットの実運用を開始した。新たに開発した装置は60品種以上のふた容器に対応し、容器に合ったふたサイズの自動切り替えが可能になる。作業熟練者と同等の毎時1千300パックの作業速度と動作の正確性、確実性を再現。多言語に対応しており、だれでも操作することができるのも特徴だ。

キユーピーは22年12月から、安川電機と多品種の容器に対応した惣菜盛り付け工程の自動化を目指し、共同開発を進めている。

惣菜の生産現場は人手を要する工程が多く、中でも多品種の容器に対応したふた閉め工程は自動化の難易度が高いことから、安川電機がロボットに関する知見を、キユーピーグループが生産・品質の知見を持ち寄ることで新たな技術開発を実現した。

惣菜は商品の入れ替えが多く、短時間で容器を変更する必要があるが、従来の数種類のふたに対応した装置では新容器に対応するための設定に時間がかかり、人手に頼らざるを得ない状況だったという。

キユーピーグループでは引き続き他社と連携し、食品工場全体の生産性向上と人手不足への対応を進めることで、未来型食品工場を創り上げるとしている。

関連記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点