13 C
Tokyo
12.5 C
Osaka
2025 / 12 / 11 木曜日
ログイン
English
その他各種イベント・展示会・講演会「歩く旅」フォーラムに300人参加 注目高まるロングトレイル 第1回「JAPAN TRAIL FORUM」 安藤財団共催

「歩く旅」フォーラムに300人参加 注目高まるロングトレイル 第1回「JAPAN TRAIL FORUM」 安藤財団共催

安藤スポーツ・食文化振興財団は11月21日、日本ロングトレイル協会と第1回「JAPAN TRAIL FORUM」を都内で共催。ハイキングや自然散策など「歩く旅」の愛好家ら約300人が参加。日本各地につながるロングトレイルの魅力や保全活動の大切さなどに理解を深めた。

日本ロングトレイル協会が提唱する「JAPAN TRAIL」構想は昨年から本格的に始動。沖縄から北海道まで全長約1万kmに及ぶ(一部、整備中を含む)。運営には全国約30団体が加盟。登頂を目指す登山とは異なり、登山道やハイキング道、里山のあぜ道、海岸線などを歩きながら、豊かな自然体験とあわせて地域の文化・歴史も学べることが特徴だ。

フォーラムの冒頭、財団の安藤宏基理事長(日清食品ホールディングス社長・CEO)があいさつ。「財団は1983年の設立以来、スポーツと自然体験活動の支援に力を入れてきた。『JAPAN TRAIL』構想を最初にお聞きしたのは5~6年前。協会には、財団が長野県小諸市に構える『安藤百福記念 アウトドア アクティビティセンター』を活用いただいている」と経緯を語り、「実際にコースを歩き、絶景を眺めながら食べる『カップヌードル』は格別のおいしさ」と話して会場を盛り上げた。

次いで、特別講演で宇宙飛行士の野口聡一氏(東京大学特任教授)が登壇。自身の経験を踏まえ、「宇宙から見る地球は大変美しいが、地上から見る山や川も美しい」と述べ、「『JAPAN TRAIL』は日本の美しい姿を1本のラインでつなぎ、それを満喫できる包括的な体験になることを期待している」。

日本ロングトレイル協会の中村達代表理事は、世界各地のトレイルコースを紹介しながら「日本でも徐々にロングトレイルの言葉が浸透。自然は好奇心を刺激するふしぎ発見の宝庫。ぜひ子どもたちにも広く体感してほしい」と話した。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。