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加工食品調味料・カレー類ご当地ソースがタッグ 大阪の大黒屋と明石の木戸食品

ご当地ソースがタッグ 大阪の大黒屋と明石の木戸食品

大阪を中心に「ダイコクソース」ブランドを展開し、今年で創業100周年の「大黒屋」(大西英一社長、年商約5億円)は、兵庫県明石市のソースやたれなどの調味料メーカー「木戸食品」(木戸一之社長、年商約5億円)と連携していく。10月21日に大阪市内で開催した100周年記念式典で大西社長が発表した。大西社長は現時点で「具体的なことは何も決まっていない」としながらも、今後は連携をさらに深めていく考えだ。

両社は親戚関係にあり、大黒屋の創業者が戦後に木戸食品の創業者を大黒屋に招きソース作りを教え、その後木戸食品の創業者が1946年に明石市で創業した。現在はお互いにそれぞれの委託商品を製造している程度だが、2024年4月には木戸食品・木戸社長の子息が大黒屋に入社する予定。

大黒屋3代目の大西社長は「ソース業界は原材料高騰など厳しい環境下だが、110年、120年以上と企業・ブランドを継続させるため、木戸食品と連携し企業の持続的成長を図っていく」としている。

記念式典は大阪市のUSJ内会場で開催され、社員とその家族など139人が参加。会場では各種アトラクションが行われたほか、大西社長は、初代社長時から大黒屋3代にわたり勤務している勤続57年の山本明さん(73歳)夫妻への感謝も述べた。また、100年前のソース製造を想定し、生の野菜を炊込み製造したウスターソースなどを記念商品として来場者に提供した。

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