冷凍餃子「大阪王将」 「感動するおいしさ追求」 「極みの肉汁」に「水餃子」

餃子専門店「大阪王将」ブランドの冷凍食品を展開するイートアンドフーズは、23年秋冬シーズンに向け、圧倒的な肉汁体験を堪能できる「極みの肉汁濃厚水餃子」や背徳感ある味わいの「暴走背脂ニンニクぶた餃」などを発売する。山本浩取締役専務執行役員商品本部本部長は「家庭では再現しづらい製造方法や自家製調味料などにこだわり、消費者が感動するおいしさを目指している。当社らしいユニークな商品も積極的に提案していく」などと話した。

同社の近況と開発方針について、山本取締役専務執行役員は「冷凍食品市場は引き続きプラス基調にあるが、カテゴリーや製品によってバラつきが見られる。生活者の冷食に対する評価は保存性・簡便性から品質に軸足が移りつつあり、今後は商品自体の価値提供力が重要性を増すだろう。当社の第1四半期(3~5月)は順調に推移。水餃子が計画を下回ったものの、餃子が好調でカバーしている」とし、「昨年11月に竣工した関東第三工場は順調に稼働。生産の効率化でコストダウンも図ったが、そこで得られた原資を商品価値の向上に投資している。数年前から取り組んでおり、肉の加工方法を見直したり、自家製の煮こごりでジューシーさをアップさせたりした。今秋は『羽根つき餃子』『ぷるもち水餃子』などに中華味噌『柱侯醬』をアレンジした『自家製 焦がし味噌』を使用。味わいの深みが増した」などと語った。

「極みの肉汁濃厚水餃子」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「極みの肉汁濃厚水餃子」

秋冬商品の開発コンセプトは「大阪王将 おうちで楽しむ街中華」。市場で節約志向が高まる一方、メリハリ消費で付加価値ある製品も求められており、本格感やインパクトある商材で中華カテゴリーの活性化を図る。

「極みの肉汁」シリーズとして「極みの肉汁濃厚水餃子」をラインアップ。とろっと溢れる濃厚な肉汁は、隠し味にXO醬を使用。もちもち食感の皮とともに楽しめる。標準24個(1粒27g)。

「暴走背脂ニンニクぶた餃」は、豚の背脂とおろしニンニクで背徳感ある旨さ。そのままで食べてもおいしいが、ラーメンのトッピングもおすすめ。標準16個(272g)。

「羽根つき餃子」「羽根つきスタミナ肉餃子」「ぷるもち水餃子」の主力3品はリニューアル。新開発した「自家製 焦がし味噌」を配合し、コクと旨みをアップさせた。

「暴走背脂ニンニクぶた餃」 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「暴走背脂ニンニクぶた餃」

「大阪こてこて高井戸ブラック」は、戦後から東大阪市西部を中心に親しまれているご当地ラーメンを再現。真っ黒な醤油スープに太麺をあわせ、大きめのチャーシューも入る。260g(麺170g)。「街中華の炒め炒飯」は、1人で食べきりサイズの250gで投入。手ごろな価格と袋のままレンジ調理できることも特長。「大阪の味ふっくら豚まん」は、従来品を大幅刷新して発売。たっぷりの具をふっくらとした皮で包み、専門店の味わいを手軽に楽しめる。2個(184g)。