8.9 C
Tokyo
11.7 C
Osaka
2026 / 02 / 15 日曜日
ログイン
English
流通・飲食小売冷凍食品ストック型からセレクト型への進化に挑む イオンリテール「@FROZEN」出店の加速し品揃え拡充 旅するスイーツ初導入

冷凍食品ストック型からセレクト型への進化に挑む イオンリテール「@FROZEN」出店の加速し品揃え拡充 旅するスイーツ初導入

品揃え拡充 「旅するスイーツ」初導入

イオンリテールは、冷凍食品専門店「@FROZEN」の出店を加速させるとともに品揃えも拡充する。注目は「ディナー」と「スイーツ」の強化。新たな食シーンを提案し、市場を開拓していく。

8月10日、イオンスタイルレイクタウン(埼玉県越谷市)に3店目がオープン。373㎡(113坪)の売場に「有名レストラン」や「ご当地スイーツ」など独自色ある約1千200品目を並べる。近接する通常店舗の冷凍食品800品目と合わせた2千品目は過去最多。主に共働き世帯・単身世帯・シニア世帯らの需要を取り込む。

「@FROZEN」は23年度内に5店舗を出店する計画。7月にイオンスタイル横浜瀬谷、8月に同レイクタウン、11月にイオン与野、イオンスタイル品川シーサイド、来年2月に同新百合ヶ丘を予定。

このほどイオンスタイルレイクタウンで記者会見と内覧会を開き、浜口好博取締役専務執行役員商品担当、西野克執行役員MD改革本部長らが出席した。

出店の背景には冷凍食品の市場拡大にあわせ、生活者においしさの価値が浸透してきたことがある。浜口取締役専務執行役員は「日常使いだけでなく、本格的な有名店の味や世界各国のメニューなど特別な日を演出する豊富な品揃えを通し、冷凍食品の消費行動を『ストック型』から『セレクト型』へ変えていきたい」と説明。

また「@FROZEN」のコンセプトについて、西野執行役員は「通常の冷凍食品売場と一部商品は重なるが、従来とは提供価値を変えるべく、品揃えの幅と奥行きを充実させている。1号店(イオンスタイル新浦安MONA)では一定の固定客を獲得し、新たなマーケットを開拓できた」。

サイネージで華やかな食卓を提案
サイネージで華やかな食卓を提案

イオンスタイルレイクタウン「@FROZEN」は新規導入約500品目を含む1千200品目をラインアップ。新規の注目は、本格的なレストランの味を家庭で手軽に楽しめる「ご褒美フルコース」。前菜・スープ・パスタ料理・メーン料理・デザートの全24種類から選択でき、自由な組み合わせで非日常のフルコースを約5~6千円で用意できる。「牛タンシチューとカルボナーラのコース」が税込5千782円、「定番ボロネーゼと鶏肉のフリカッセのコース」が同5千28円など。単品でも購入可能。

全国各地の人気スイーツ約300品目を集めた「旅する@FROZEN」も初導入。8エリアのバイヤーが厳選した銘菓などを北海道、東北、関東、北陸信越、東海、近畿、中四国、九州・沖縄ごとにケースで展開する。「冷凍食品だからこそ全国各地で人気になっているおいしさを届けられる」(同社)。また、ロック・フィールドの「RFFF(ルフフフ)」、イオンならではの「トップバリュ」やフランス発「Picard(ピカール)」などのブランドも品揃え。韓国グルメやピザのコーナーも充実させた。

全国からスイーツ約300品集結
全国からスイーツ約300品集結

一方、売場にデジタルサイネージを多数導入したこともポイント。おすすめ商品の紹介に加え、イメージ映像などで華やかな食シーンも提案する。オープン時は「ご褒美フルコース」「真夏のアイスまつり」などをテーマに放映。同社は「『@FROZEN』専用のMD計画を導入して季節感と催事性の提案を強化する。動きが少ない旧来の冷凍食品売場から脱却し、買い物しながら『楽しく』『ワクワク感』を体感できるように進化させていく」。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。