加工食品その他加工食「麹」を新たなたんぱく源へ...

「麹」を新たなたんぱく源へ 来年のテスト販売目指す 日本ハム

日本ハムは、新たなたんぱく源として「麹」に着目した研究開発を推進する。たんぱく質豊富な「麹」そのものを食材とした新たな商品開発を行うとともに24年のテスト販売を目指し、将来懸念されるたんぱく質不足に対応する。

麹について同社は「味噌や醤油、酒など、和食をはじめとする伝統的な発酵食品に活用され、畑の肉とされる大豆に匹敵するほど、たんぱく質や食物繊維を豊富に含んだ栄養価の高い食材」に位置付ける。

麹における同社の研究は、麹は一般的に原料となる穀物(米、麦、豆など)を蒸したものに麹菌を付けて、繁殖しやすい温度、湿度などの条件下で培養するが、これに対して同社は、食品成分で作られた培養液を用い、その中で麹菌のみを効率的に生産する研究に取り組んでいる。

同社は「麹の生産は、密閉された中で行われることから天候や気候変動の影響を受けにくく、従来の食肉や魚、大豆などのたんぱく質源よりも、安定的にサステナブルな調達につながる可能性がある」とする。

同社の新たなたんぱく源の取り組みは、大豆たんぱく質を使用した「NatuMeat(ナチュミート)」シリーズの商品展開を行うほか、培養肉の研究開発や藻類活用プロジェクトへの参画などで、各種新しいたんぱく質創出を目指した研究開発に取り組んでいる。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。