13.2 C
Tokyo
9.4 C
Osaka
2026 / 03 / 04 水曜日
ログイン
English
逆光線(コラム)成長続く中食惣菜

成長続く中食惣菜

中食惣菜の成長回復が際立っている。22年の惣菜市場規模は前年比3.5%増の10兆4千652億円。19年比では1.4%増とコロナ前の実績を上回った。

▼コロナでバラ売り販売が中止となり、20年の市場規模は10兆円を割り込んだが、パック販売への移行や巣ごもりと家飲み需要への迅速な対応が奏功。内食化が一巡し、買って済ませる傾向も加速している。禍を転じて福と為すで、バーコード付きの個包装化がデータの見える化を後押しし、商品開発と売場改革に寄与した面もある。

▼食品スーパー3団体の月次調査では、惣菜部門は21年2月から27か月連続で前年を上回り、食品市場をけん引している。スーパーの売上に占める惣菜の構成比は今や平均11%程度に上昇、なかには15%を突破した企業もある。

▼一方で、電気代・人件費をはじめとするコスト高が大きな課題。あるスーパーのトップは「冷凍・冷蔵ケースを止めるわけにはいかず、継続的なコストダウンとトップラインの拡大で吸収するしかない」と語る。売上、粗利獲得のためにも惣菜の強化拡大は必須となる。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。