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ニッスイ 豪スタートアップに出資 陸上養殖でメタンガス抑制

ニッスイは、海藻の「カギケノリ」の陸上養殖を目指すオーストラリアのスタートアップ企業「Seascape Restorations Australia Pty Ltd(商号:Immersion Group、以下IG社)」に資本参加し、業務提携契約を締結した。カギケノリは牛や羊などの反芻動物が排出し、温室効果ガスであるメタンガスの発生を抑制する効果が期待できることで注目されている。このほどIG社CEOのScott Elliott氏が来日し、浜田晋吾社長執行役員と面会した。

カギケノリは、アジア・オセアニアなどの熱帯・亜熱帯に分布する紅藻類の一種。メタン生成細菌を抑制することにより、牛から排出されるメタンガスの排出を最大98%抑制することが分かっており、養殖生産して飼料とする研究が進んでいる。

IG社は、カギケノリ活用に関する2つの特許を有するオーストラリア国立科学産業研究機構傘下のFuture Feed社より養殖生産・販売に関するライセンスを取得しており、日本のカギケノリ販売許可を有する唯一の企業。すでにカギケノリの種苗生産技術を構築し、高効率の陸上養殖システムを独自に開発した。

ニッスイは、IG社のオーストラリアにおけるパイロットプラント建設や加工拠点の拡大を支援し、24年より日本での効果、安全性の検証、テスト販売を実施して事業化の可能性を確認する計画。なお、本件は21年に実施した新規事業の社内公募でトップに選ばれた企画によるもの。

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