「ベビースター」専用酒発売 おやつカンパニーと若戎酒造が同郷コラボ

おやつカンパニーは、同じ三重県で創業し今年で170周年を迎える若戎酒造とコラボし、オリジナル日本酒純米吟醸「若エビスタ~」を、「三重県民の日」の18日から数量限定で発売している。

同商品の発売を記念して、遊びゴコロ満載のPR動画もTwitterにて公開。

今回のコラボは、以前から日本酒に「ベビースターラーメン」(以下、ベビースター)が合うと見込んでいた若戎酒造が、ベビースターの麺を使って文字や絵を作る「#麺文字」にチャレンジし、Twitterに投稿したことがきっかけで生まれた。

ベビースターのためだけに特別醸造を行った「若エビスタ~」は、三重県産の米「みえのえみ」を60%まで磨き上げ、三重県酵母「MK5」を使用、ベビースター特有の香ばしいチキンスープの香りや味わいにマッチするように、芳醇な味わいの中に酸味を含んだ酒質に仕上げた。

若戎酒造の重藤邦子代表取締役社長は商品について「連食、連飲の無限ループが生まれるようなお酒に仕上げた」と自信をうかがわせる。

コラボについては「幅広い世代への訴求や、今まで飲んだことがない人にも日本酒を知ってもらうきっかけになる」と期待を寄せる。

純米吟醸 「若エビスタ~」(おやつカンパニー・若戎酒造) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
純米吟醸 「若エビスタ~」(おやつカンパニー・若戎酒造)

今回のコラボはおやつカンパニーがベビースターで挑戦する「#おやつの常識を超える」プロジェクトの第22弾となる。

おやつカンパニーの髙口裕之取締役専務執行役員マーケティング本部長は、同プロジェクトについて「ベビースターの認知度はほぼ100%で嫌いな人もいない。SNSを通して驚きとか話題性のあるものが拡散される世の中で、目につくとか、頭に思い浮かぶきっかけづくりをすることで購入につながる。ただ、SNSはパワーがある半面、消えるのも早く、定期的に話題作りをしていくことが重要。われわれ自身も楽しみながら『ベビースターっておもしろい』というイメージを浸透させていきたい」と語った。

今後については「びっくりすることを仕込んでいる」と語る。