ファミリーマート、サンドイッチ全品刷新 発酵種の配合量約150%UP 「シャキシャキレタスサンド」は具材も増量

 ファミリーマートはサンドイッチ全品を刷新し11日から「シャキシャキレタスサンド」(税込298円)と「三元豚 厚切りロースカツサンド」(税込398円)の人気商品2品を発売している。

 サンドイッチの売上最盛期とされる7月と8月に向けた動きで、同社では気温の上昇に伴いサンドイッチ需要が高まる傾向にあるとみている。

 今年は17品のラインアップを予定し、全品のパンに磨きをかける。

 商品本部の笠原真輔氏は「これまでパンは改良を重ねて食感を追求してきた。今回のリニューアルではパンの食感に影響を与える発酵種の配合量を従来よりも約150%アップし、さらに新たに牛乳を加えることで口どけのよさを改良した」と説明する。

ファミリーマート商品本部の笠原真輔氏 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
ファミリーマート商品本部の笠原真輔氏

 「シャキシャキレタスサンド」は具材も約10%増量する。
 「人気具材のレタス、ポークハム、チェダーチーズといった定番の組み合わせで、具材比率としては約60%を占めている」という。

 「三元豚 厚切りロースカツサンド」については「価格は据え置きで、具材比率約70%を維持し、おいしさの部分で三元豚を使用したり、柔らかさをアップしたりして改良した」。

 ファミリーマートのサンドイッチシリーズは3年連続で販売個数が伸長。
 「2021年以降好調を続け、21年4月には前年比116%、22年4月前年比102%、その後も継続して前年を上回っている」と語る。

 今年は、行楽需要の復活が見込まれることから、さらなる伸長を予想する。
 「人の動きが活発になり外での行動が増えるに伴って、例年、7月と8月が年間のピークを迎える」とみている。