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納豆 市場は再浮上の兆し 値上げ後も依然高コスパ

納豆市場は昨年上期までやや低調な販売が続いたが、昨秋以降再び浮上の兆しがみられる。急激なコストアップを受けて納豆業界も製品価格の適正化を進めているが、あらゆる食品が値上がりする中で、店頭平均価格はいまだ二ケタとコストパフォーマンスは引き続き高い。価値ある商品の提案で引き続き消費者の期待に応えていく。

昨年の納豆市場は9月頃までやや低調な販売が続いた。総務省統計によると、昨年の支出金額は前年比4.1%減。有力POSや有力メーカーからのヒアリングによると、今年度ここまでの市場は前年同期比4~5%のダウンとみられる。

昨年10月頃から販売は上向き、10~1月は前年並みの販売実績で推移した。食品業界では昨秋、空前の値上げラッシュとなった。その中で「消費者が納豆の割安感、お得感、高いコスパに改めて気付いた」と見る有力メーカーもある。

納豆業界も製造コストなどの高騰により価格改定に取り組み、店頭の平均価格は1年前に比べて数%上昇している。それでも粒納豆は93円ほど、ひきわり納豆は96~97円で、他の加工食品と比べて割安感があり、生活防衛意識の強まる消費者に再評価されている模様だ。

納豆の魅力は手頃な価格だけではない。高い栄養価と様々な健康パワーは、生活防衛で家計を見直さざるをえない環境においても、健やかな食生活の強い味方になる。納豆に寄せられる期待は引き続き大きい。

この期待に応えるべく有力メーカーは価値訴求を図っている。タカノフーズは「すごい納豆 S-903」の認知拡大を目的に、1月中旬から下旬にかけて首都圏・近畿エリアでテレビCMを放映した。同商品は納豆菌と乳酸菌のWサポートで毎日の生活を応援してくれる。

ミツカンは今月28日に「金のつぶ 麹の旨み」を新発売する。発酵食品の麹を使用した、濃厚な旨みとまろやかな甘さが特長の納豆で、深みのある、どこか懐かしい味わいが楽しめる。価値ある商品で消費者の期待に応える。

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