フルタ製菓 大阪・堺に初の直営店 半数が限定品

フルタ製菓は8日、初めての直営店舗「ふるたす」を同日開業した大阪府堺市のSC、ららぽーと堺に出店した。売れ筋商品をお試しサイズにした「ふるたす」シリーズ、詰め放題のクッキー、わけありのお得品など全64種類のうち約半分が直営店限定の商品となる。レジ前に置かれた「古田社長のはな〇そ」も、プレオープンから人気を集めた。

このほか、店舗入り口に設置した「チョコエッグ」、ロングセラー品などのコーナーを展開。オープン時には福袋を1日100袋限定で、3日間販売した。

店名の「ふるたす」は、社名のフルタと「足す」を合わせたもの。「地域にいろどりや笑顔をプラスしたい」という願いを込めている。堂浦可奈子店長は「堺市美原区と、ららぽーとを盛り上げていきたい」と意気込む。

(左から)堂浦可奈子店長、古田鶴彦会長、古田盛彦社長(フルタ製菓) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
(左から)堂浦可奈子店長、古田鶴彦会長、古田盛彦社長(フルタ製菓)

同社は堺市内に2つの工場を持っており地元での知名度が高いことから、SCを運営する三井不動産が誘致した。「ここで商品を知ってもらい、日常の購買につなげていきたい」(企画開発部・塩谷雄次長)。

古田盛彦社長は「この近くに美原工場があり、10年ほど前から近所の方々への日ごろの感謝を込め毎年クリスマスフェアを行ってきた。その延長線上の考えで、地域の皆さんに楽しんでもらいたいと出店を決めた。当社のお菓子は幅広い年齢層に支持いただいている。季節に合わせた催事など、様々な手法によって、多くの方に楽しんでもらいたい」と話している。

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