味の素 京都府・市とおばんざいで減塩献立

味の素は京都府、京都市、イオンリテールと連携し、「素材を活かして『うま味』と『だし』をきかせた『おばんざい献立』」メニューブックを作成。10月23日に、イオンスタイル京都桂川(京都市)の店頭で開いたイベントで配布した。減塩・適塩企画の一環。

今回は単体のメニューではなく、主菜・副菜・汁物を合わせた献立として提案。照り焼きハンバーグや肉じゃがを主菜に据えた和風のほか、かぼちゃサラダやコーンスープを合わせた洋風、中華風など4種類の献立を作った。「単品ではなく献立全体で減塩になるよう工夫することで、取り組みやすくした」(味の素大阪支社)。

コーナーでは実際の料理を用意し、減塩に関するアンケートを実施するとともに、「お塩控えめのほんだし」などの関連商品を展開。同社では減塩商品について「まずは店頭に置く状況を作ることが大事。手に取ってもらうと、リピート率は高い」(同)としている。

京都府ではこのほかにも地元のスーパーと、惣菜の減塩化などに取り組んでいる。「コロナで内食化が進んだため、スーパーとの連携を強めている。家庭での食事を見直すきっかけを作り、減塩を意識してもらいたい」(健康福祉部健康対策課)。また、イオンリテールでは「売場では普段からPOPなどを使い、啓蒙を進めている。これからも健康訴求につながるイベントを店頭で実施する」(食品課)としている。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)