冷食専門店「ピカール」 好調なECさらに強化 9月は「クロワッサンWEEK」

イオンサヴールが展開する冷凍食品専門店「Picard(ピカール)」は、販売好調なECの強化を目指す。現状の売上比率は約15%だが、25年度には25%まで引き上げたい考え。

EC事業部の井出航介部長は「直近のEC実績は120~130%で推移。今後は顧客ニーズに合わせた情報発信でリピーターを増やし、オンラインショップの商品ページ充実や多言語対応で新規ユーザーも獲得していきたい」などと話した。

9月上旬、5度目となる「ピカールクロワッサンWEEK2022」を10日間にわたり開催した。同社は9月6日を「ク(9)ロ(6)ワッサンの日」とし、毎年キャンペーンなどを行っている。冷凍クロワッサンはピカール最大の売れ筋商品だ。

今年2月26日には1日で約2万5千個を販売。メディアへの露出効果によるものだが、3千200袋(8個入)が飛ぶように売れた。内訳をみると、店舗の1千500袋に対し、ECが1千700袋と上回った。今年のキャンペーンはECを意識した内容で実施。クロワッサンWEEK期間中(9月2~11日)に製品を購入してレシートのQRコードからアンケートに答えると、抽選で3人に「セカンド冷蔵庫 AQUA(アクア)スリムフリーザー」などが当たる。締め切りは9月30日。

井出部長は「昨年のキャンペーンは都内レストランにご招待する内容だったが、首都圏以外のお客様は参加しづらかった。今年は注目度が高まっているセカンド冷蔵庫をプレゼント。ECを通じ、全国各地のお客様にも応募していただければ」などと話した。応募数は前年比3・4倍の1千200件(21年350件)を見込む。

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