ライフコーポレーションは2030年度に、BIO-RAL(ビオラル)事業の売上高400億円を目指す。店舗数は50店舗(うち近畿エリア20店舗)、商品数1000アイテム、経常利益は20億円を目標とする。
ナチュラルスーパー、ビオラルは2016年6月に1号店の靭(うつぼ)店(大阪市)がオープン。前期末の店舗数は12店(首都圏7店、近畿圏5店)で売上高は60億円、ライフの店舗などで販売するPB商品は109億円。前年比120%と目標通りに推移する。
今期に入り、新たに3店を開店。近畿では4月25日にクオーツ心斎橋店、5月2日になんばマルイ店を相次いで開いた。いずれも大阪市中心部の繁華街にある商業施設への出店である。
心斎橋では、ビオラル商品を使ったサンドイッチやスムージーを新たに発売。若年層と年配者の来店が多く、外国人も増えている。惣菜や飲料、調味料が好調。7月以降、施設内にホテルやレストランが開店する予定で、来店客の増加を見込む。
なんばマルイ店は40坪のコンパクトな売場で、約2100アイテムを扱う。1人客が多く客単価が低いため、「1点でも多く買ってもらえるような店づくり」(店舗運営部)が課題となる。
このほか、昨年3月にオープンした、さんちか店(神戸市)は収益目標を大きく上回り、近畿のビオラルでは靭店、大阪駅のエキマルシェ店に次ぐ3番目の売上規模になった。
今後、中期目標の50店を達成するには、さらなるハイペースでの出店が求められる。ビオラル事業本部の海野紀明本部長は、「人の流れが多いところに出すのが基本」とした上で、今後の出店について「なんばマルイのようにバックヤードを持たず、サテライトキッチンとPCでまかなう店を増やす。駅や商業施設内などの中・小型店が中心になる」との考えを示す。
また、競合との違いについて「われわれの強みは惣菜の品揃え。さらに、310店舗を超えるライフの店にも商品を卸しマスメリットが発揮できるので価格的にも優位だ。ナチュラル系の商品としては買い得感が打ち出せる」と説明する。
なお、昨年9月からアマゾンでビオラル商品の販売を始めた。翌月にはライフの出店エリア以外の地方を含め、全47都道府県から注文があった。今年3月からは自社のオンラインストアでも販売している。

